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シアトルの現代建築【アメリカの有名建築】

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アメリカの現代建築【シアトル編】

今回はシアトルにある現代建築を紹介しようと思います。超有名建築家レム・コールハースフランク・ゲーリーの斬新な建築がシアトルの生活に溶け込んでいます。

シアトル中央図書館

OMAとレム・コールハース

この図書館は2000年のコンペによりOMAのレム・コールハースと、ジョシュア・プリンス・ラマスという地元シアトル出身の建築家により設計されました。OMAとは建築設計事務所の名前でオランダ出身のレム・コールハースによって設立されました。東京オリンピックのコンペを勝ち取ったあのザハ・ハディドもこの設計事務所に所属していました。

空間構成

まずは少し専門的な内容を紹介しようと思います。この図書館の面白いところは時代のニーズに合わせて変化できるよう計画されているところで、設計段階で以下のように9つの空間に分けられています。

地下:parking
1階:kids
2階:staff
3階:living room
4階:meeting
5階:mixing chamber
6~9階:spiral
10階:reading room
11階:head quarter

この中で「parking」「staff」「meeting」「spiral」「head quarter」は変わることのない固定された機能として維持され、
一方の「kids」「living room」「mixing chamber」「reading room」は時代のニーズに合わせて変更できるようになっています。このようにニーズの変化に対応できるので、違う用途で使いたくなっても建築を壊さずに中身だけリノベーションしていけます。まるで生き物のように新陳代謝する建築ですね。

ガラス張り

さて、少し難しいことを書きましたが図書館の空間を見ていきましょう。まずは外観です。ガラス張りで不規則な形をしている為、周囲のビルや空が映し出され圧迫感はないですね。

エントランス

オープン前から多くの人が集まっていました。

ホール

講演会ができるような中規模のホールがあります。上段の方から自然光が入り照明をそれほど使わなくても明るい空間になっています。

開放的な空間

3階の「living room」は巨大な吹き抜け空間です。しかもガラス張りなので外部からの光で明るく気持ちのいい空間になっています。

エスカレーター

中央付近に黄色でかっこいいエスカレーターが設置されています。周りの空間とは明らかに色味も鮮やかさも異なるので上の階を目指す人が簡単にエスカレーターを見つけられるようになっています。

真っ赤な世界

4階の「meeting」は床、壁、天井、すべてが真っ赤に染まっています。まるで現代アートのようで面白い空間が広がっています。

読書スペース

10階の「reading room」もとても開放的な空間になっています。外部からの明かりがあるので、照明器具は最低限で済みますね。

吹き抜けから下を覗くことができます。このボイド空間により下の階まで自然光が落ちていきます。

開架書庫

この図書館ではほとんどの本がスタッフがいなくても手に取ることができるように開架書庫になっています。6~9階の「spiral」ではスロープ状の空間に本棚が設置されているので、本を探している間に上下階に移動できるようになっています。

EMP博物館(エクスペリエンス・ミュージック・プロジェクト・ミュージアム)

フランク・ゲーリー

続いても外すことのできないシアトルの名建築、EMP博物館を紹介します。ごのグネグネ、ピカピカ、の建築はビルバオグッゲンハイム美術館で有名な、フランク・ゲーリーが設計しました。個人的にも大好きな建築家です。

EMP博物館とは

EMP博物館はポップミュージックを中心にアメリカの音楽を体験できる総合的なポップカルチャーの博物館となっています。

グネグネの世界に吸い込まれる

彼の建築は言葉で理解するよりも、見て、感じて、理解するほうが良いかもしれません。この建築へはモノレールでアクセスすることができます。グネグネの世界にモノレールのレールが吸い込まれていきます。

ピカピカ

この建築は約3,000枚のパネルによっておおわれており、自由な曲線を描いています。床面以外で水平垂直を探すのは難しいくらいです。

アンテロープ・キャニオン

どのような法則性があるのか、もしくは何かを参考にしているのか、不思議な曲線の外壁が続きます。一部の外壁をよく見るとアリゾナ州にあるアンテロープ・キャニオンにも見えるような…。

歪む扉

道路に面した扉も歪んでいます。とても開けにくそうですが…。

迫りくる波

道路面から眺めると、金、赤、銀に色分けされた外壁にガラスの波のようなものが乗っかっています。奥から手前に向かってくる様が伝わりますね。

張りぼて

拡大してみるとより一層この波板に何の意味があるのかわからなくなります。単純にデザインとしてくっ付いているだけの様に見えますね。しかしゲーリーの中では深い意味があるのでしょう。

裏口

裏口に回ると銀色の波打った外壁を見ることができます。これこそビルバオにあるグッゲンハイム美術館を彷彿とさせます。

フランク・ゲーリーの建築

EMP博物館だけでフランク・ゲーリーを理解することは難しいので、是非、彼の最高傑作であるビルバオグッゲンハイム美術館も知ってもらいたいですね。詳細はこちらの記事でまとめています。

チェコにあるダンシングハウスについてはこちら

まとめ

いかがでしたでしょうか。緻密に計画されたシアトル中央図書館とインパクト抜群のEMP博物館を紹介しました。アメリカにはまだまだ紹介したい現代建築がたくさんあるので、また別記事にてまとめようと思います。

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