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アメリカの現代建築8選【東海岸編】

公開日: : 3ヵ国目 アメリカ

ニューヨークのおすすめ有名建築を観光

みなさんこんにちは!建築大好きな旅人Greenです。今回はニューヨークを舞台に建築をメインで紹介していこうと思います。ニューヨークで絶対に訪れたい美術館を含め、有名な建築家の設計による建築ばかりです。

①近代建築の代表グッゲンハイム美術館【Guggenheim Museum】

最初に紹介するのはグッゲンハイム美術館です。言わずと知れた美術館で建築好きでなくても知っているでしょう。ここニューヨークのグッゲンハイムは正式には設立者のフルネームをとり、ソロモン・R・グッゲンハイムと呼ばれています。正確には現代建築と言うより近代建築に分類されるでしょうが、アメリカで見逃すことのできない建築であることに違いはないですね。

設計

設計は「近代建築三大巨匠」の1人フランク・ロイド・ライトです。ル・コルビュジエとミース・ファン・デル・ローエを含め、建築を学んだ人で彼ら3人を知らない人はいないでしょう。日本でも帝国ホテル新館自由学園明日館などを手掛けており、日本人にもなじみがあります。また彼の建築には幾何学的な細かい装飾や、連続した流れるような空間構成が特徴としてあげられます。

世界遺産

1959年に竣工したこのグッゲンハイム美術館は「フランク・ロイド・ライトの20世紀建築作品群」に登録されており立派な世界遺産となっています。

空間構成

特徴的なのは外観からもわかる、らせん状の空間です。巨大な吹き抜け空間にらせん状にスロープが設けられており、来館者は一番上の階からスロープに沿って作品を見ていくことになります。つまり階数を言う概念がなく、作品を見終わる頃には地上についているという仕組みです。僕が実際に訪れた時は、どのフロアにいてもスロープや地上にいる人々の動きが観察でき、これ自体が非現実的で面白く、アートの様だなと感じました。

世界中にあるグッゲンハイム美術館

グッゲンハイム美術館は世界中に展開しており2019年現在は3つの国に建築されており、さらに建築計画が1つあります。

ソロモン・R・グッゲンハイム美術館(ニューヨーク、アメリカ)

アメリカの鉱山王だったソロモン・R・グッゲンハイムによって最初につくられた美術館です。

ペギー・グッゲンハイム・コレクション(ヴェネチア、イタリア)

ソロモン・R・グッゲンハイムの姪にあたるペギー・グッゲンハイムが住んでいた住宅を美術館として利用しています。

ビルバオ・グッゲンハイム美術館(ビルバオ、スペイン)

ニューヨークのグッゲンハイム美術館と同等と言っていいほど有名で素晴らしい美術館がビルバオグッゲンハイム美術館です。世間から、建築界からも、賛否両論の建築ですが個人的にとても好きな建築家、フランク・O・ゲーリーの設計です。世界一周の旅の中で訪れており、下のリンクで詳しく紹介しています。

グッゲンハイム・アブ・ダビ(アブダビ、UAE)

2006年に契約が結ばれたにもかかわらず、全然工事が進まない美術館の1つです。計画地のすぐ横に計画された、ルーブルアブダビはすでに完成しており、こちらも実際に訪れたので下のリンクで詳しく紹介しています

概要

名称 : ソロモン・R・グッゲンハイム美術館【Solomon R. Guggenheim Museum】
設計 : フランク・ロイド・ライト
住所 : 1071 5th Ave, New York, NY 10128
参考 :
https://www.guggenheim.org/

②日本の建築家によるニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート【New Museum of Contemporary Art】

続いてもニューヨークにある美術館、ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アートです。日本では「新現代美術館」とも呼ばれています。白い無機質な箱を積み重ねたような外観をしています。

設計 

設計は日本を代表する建築家ユニットSANAA(サナア)です。SANAAは妹島和世西沢立衛によるチームで、シンプル、白、ガラス、曲線、キューブと言ったイメージの建築を作っています。建築界のノーベル賞と言われる、プリツカー賞を受賞しており、名実ともに日本を代表する建築家ですね。代表作には金沢21世紀美術館がよくあげられますね。

空間構成

この美術館では階高と面積の異なる箱をずらしながら積み上げている構成となっています。それによりそれぞれの階で特長の異なる空間をつくることができ、ずらし効果により出来た空間で、光を取り入れたり、テラスにしたりと特長を作っています。

屋外空間

上層階まであがるとテラス空間に出ることができます。上空からニューヨークを眺めることができ、この街の違った一面を感じることができます。

概要

名称 : ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート【New Museum of Contemporary Art】
設計 : SANAA
住所 : 235 Bowery, New York, NY 10002
参考 :
https://www.newmuseum.org/

③独特な外観を持つ41クーパー・スクエア【41 Cooper Square】

歴史あるクーパー・スクエアに位置する、近未来的でかっこいいデザインの建築が41クーパー・スクエアです。41クーパー・スクエアは建築、工学、美術の3つの学部を1つの建築に収めた学術センターで、各学部の学生達が同じ空間で過ごすことにより、競合や共助う促すという目的があるようです。

設計

設計はトム・メインが率いる建築設計事務所モーフォシスです。彼らの建築は未来的で斬新なデザインが多く後に紹介するフランク・O・ゲーリーと同様に脱構築主義の建築を手掛けています。

外観

パンチングメタルのファサードが特徴で中央に亀裂が入ったような斬新な見た目をしています。基本的に一般人は中に入ることができませんが、この斬新な外観だけでも見る価値はありますね。夜になると内部の光があふれてきて、より未来的なかっこよさがでてきます。

概要

名称 : 41クーパー・スクエア【41 Cooper Square】
設計 : モーフォシス(トム・メイン)
住所 : 30 Cooper Sq, New York, NY 10003
参考 :
http://cooper.edu/welcome

④次代を担う日本人建築家によるヨウジヤマモト・ニューヨーク店舗【yohji yamamoto New York gansevoort street store】

この建築はもともとの建築をリノベーションして商業施設にし、ニューヨークのヨウジ・ヤマモトの旗艦店として使われています。派手さはありませんが、建築的にはとても興味深い施設になっています。

設計

設計は日本建築学会賞などを受賞している有名建築家石上純也です。先に紹介した妹島和世(SANAA)の設計事務所に所属していたため、彼の図面も線が細くシンプルで特徴的なものになっています。

リノベーションで道をつくる

石上純也曰く、ニューヨークは道の存在が大きいので、元々の建築を分断して細い道をつくる、というアイデアに行きついたようです。竣工当時はその道がありましたが、2013年時点ではすでにその道がなくなり、店舗の一部として内部空間に取り込まれていました。アイデア的には面白かったのでしょうが、建築家の考えと現実的な使い勝手に大きな隔たりがあった実例となってしまったようですね。

概要

名称 : ヨウジヤマモト・ニューヨーク店舗【yohji yamamoto New York gansevoort street store】
設計 : 石上純也
住所 : 652 Hudson St # A, New York, NY 10014
参考 :
https://www.art-it.asia/u/admin_ed_feature/axwxabigz0kvqtljonjh

⑤歪むオフィスビルIACビル【IAC Building】

僕のブログで度々紹介しているフランク・O・ゲーリーですが、ニューヨークにも彼の建築があります。これはオフィスビルで、曲線とガラスにより柔らかいイメージの建築となっています。

設計

設計はフランク・O・ゲーリーです。彼については上で紹介したリンク先のビルバオ・グッゲンハイム美術館の記事に載せています。

夜景が映える

ニューヨークを訪れた時に下調べをせずたまたま発見したので、まともに写真を撮っていませんが、夜景だけでも独特な建築であることがうかがえますね。今では彼の設計した高層ビルもあるので、しっかりと下調べをしてから街歩きをしたほうが良いでしょう。

概要

名称 : IACビル【IAC Building】
設計 : フランク・O・ゲーリー
住所 : 555 W 18th St, New York, NY 10011

⑥ゲーリーワールドMITのステイタ・センター【Stata Center】

ここからはニューヨークのすぐ近く、ボストンにある建築です。そして大本命のフランク・O・ゲーリーによる大学のキャンパス、MIT(マサチューセッツ工科大学)のステイタ・センターです。

設計 

設計はフランク・O・ゲーリーなのでIACビル同様に過去の記事を参照してください。
僕は昔ゲーリーがこの建築を設計している過程を映した映画を見ましたが、彼は模型を作りながら、「この辺は穏やかに、この辺はもっと怒ったように作るべきだ」と言いながら壁を曲げていました。それがそのまま表現されたのがこの建築ですね。

ゲーリーワールドが広がる

この建築はとにかく面白いです。大きく歪んでいたり、ピカピカに反射していたり、とにかくすべてに規則性がありません。まさにこれこそがフランク・O・ゲーリーの世界です。まるでテーマパークのように楽しめる場所なので、ニューヨークまで来たら是非ボストンのMITまで足を運んでもらいたいものです。

曲線と光の反射がつくる不思議な空間がありました。所々ガラス張りの空間が顔を覗かせます。

階段状の広場があります。円形なので野外で講義や発表をするのにもってこいですね。

ガラスと壁面の納まりです。レンガの壁はガラスを挟み内部と外部を連続させています。コーキングが剥がれている為か、意外と隙間がありました。

2階の窓が埋め込まれてしまっています…。内部はいったいどうなっているのだろうか…。
このステイタセンターは内部も面白い建築なのですが、冬休みに訪れた為、中を見学することはできませんでした…。

概要

名称 : レイ・アンド・マリア・ステイタ・センター【Ray and Maria Stata Center】
設計 : フランク・O・ゲーリー
住所 : 32 Vassar St Cambridge, MA 02139
参考 :
https://www.csail.mit.edu/about/stata-center

⑦巨大な箱シモンズ・ホール【Simmons Hall】

続いてもMIT(マサチューセッツ工科大学)の施設で、これはスティーヴン・ホールが設計した学生寮です。

設計

設計はスティーヴン・ホールで綺麗目でエレガントな建築をつくることが多いです。他にも代表作にヘルシンキ現代美術館などがあります。

巨大なキューブ

テトリスのような四角いフォルムのこの建築は学生寮として使われています。その為内部まで見ることができませんでしたが、これまた内部が特徴的な建築です。水平垂直の規則性の中に有機的な曲線の壁で平面的に、複雑な形の吹き抜けで立面的に、動きのある空間が出来上がっています。

概要

名称 : シモンズ・ホール【Simmons Hall】
設計 : スティーヴン・ホール
住所 : 229 Vassar St, Cambridge, MA 02139
参考 :
http://simmons-hall.mit.edu/

⑧海を臨むICAボストン【ICA Boston】

最後に紹介するのはボストンの美術館で、日本では「ボストン現代美術館」と呼ばれているICAボストンです。興味深い現代アートが展示されていますが、展示だけでなく特徴的な建築も魅力の美術館です。

設計

設計はディラー・スコフィディオ+レンフロという建築家ユニットで、アメリカ生まれのリカルド・スコフィディオ(教師)とポーランド生まれのエリザベス・ディラー(生徒)という師弟関係のおもしろいチームです。

ガラス張りのホワイエ

この美術館では立地を最大限に活かした設計になっており、椅子があり休憩のできるホワイエ空間はガラス張りになっており、マサチューセッツ湾を見ることができます。

海面を臨む階段状のライブラリー

またパソコンが設置されているライブラリー空間は階段状になっており、窓も斜め下を向いています。したがって窓の外に見える風景は海面という、斬新な空間ができあがっていました。

映像作品

面白い現代アートを展示していましたが、特に映像作品が多くありました。

概要

名称 : ICAボストン【Institute of Contemporary Art Boston】
設計 : ディラー・スコフィディオ+レンフロ
住所 : 25 Harbor Shore Dr, Boston, MA 02210
参考 :
https://www.icaboston.org/

アメリカ西海岸の現代建築

アメリカ西海岸にある現代建築も下のリンク先にまとめてあるので、よかったら覗いてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。本当はニューヨークを含め東海岸で紹介したい建築がもっとたくさんあるのですが、今回は実際に自分が訪れることのできたものだけを紹介しました。ニューヨークはまたいつか訪れることがあると思うので、その都度追記していこうと思います。

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