ニャウンウーのローカルな暮らしを見る
まだまだ未知の国、ミャンマー。現地の人々はどのような生活をしているのでしょうか。今回は貧しくも笑顔あふれるニャウンウー村を紹介します。
ニャウンウーの暮らし【観光向けでない真実】
皆さんこんにちは!日本でも旅と同様、慎ましい生活のGreenです。
昨今の東南アジアには発展著しい国がたくさんあります。ミャンマーもその1つで、最大都市ヤンゴンはタイのバンコクにも負けないほどの、巨大な都市になりつつあります。
しかし、郊外や田舎の村ではまだまだその恩恵を受けることができず、貧しい暮らしをしている人々がたくさんいます。今回はそんな地方の小さな村にスポットをあてて紹介していきます。
ミャンマーの住宅地
壁のない吹き曝しの家
まずはニャウンウー村の住宅地です。ニャウンウー村の中心地から少し北に歩くと住宅地にでます。ここでは観光客向けのミャンマーではなく、彼らの本当の生活に触れることができます。
ここの住宅地では伝統的な住宅を見ることができます。ここニャウンウーの家は基本的に2階建てで、1階は壁のないガレージのような空間になっており、2階に居住スペースがあるようです。
しかし、その2階も壁がない住宅を多く見かけます。金銭的理由か高温多湿の気候によるものでしょうか。
家の塀は竹
日本ではコンクリートブロックで住宅の境界を隔てていますが、ミャンマーでは竹を編み込んだものを使っていました。家によってはかなり細かくきれいに編み込まれており、技術の高さに驚きます。
家畜との生活
いくつかの住宅では牛を飼っているようでした。住宅街のど真ん中なので、においなどの問題もあると思いますが、ここではあまり気にしていないようです。
カーポート
この住宅街でも自動車を所有している家もあります。しかし敷地内には駐車スペースがないようで、自宅の前面道路に簡易的な屋根を付けて、自家製の駐車場をつくっていました。
生活道路
住宅地の道路は自宅との明確な境界がないようで、皆自宅の前の道路を利用しているようでした。椅子を置いて休憩したり、洗濯を干したり…。
このように人々の生活が公共の道路に染み出してくる、「公私があいまいな空間」が僕はとても好きです。現在のようにすべてがくっきりルール分けされている世界よりも、魅力あふれる空間が作られますね。
雑貨屋さん
住宅地の中にも商店があります。いかにもローカルな雰囲気が漂う雑貨屋さんでは、子連れのお母さんが子供にお菓子を買っていました。ほほえましい優しい時間がそこにはあります。
ミャンマーの子育てや教育
学校
学校はかなりしっかりとした建築で作られています。塀と門がしっかりとあり、なによりも看板には英語表記があります。
道路が遊び場
子供たちは基本的に道路で遊んでいます。住宅地の中ではほとんど自動車が走っていないので、とても安全です。幼少期の子供は三輪車に乗っていましたが、小学校低学年ぐらいの子供達は普通の二輪バイクに乗っています。たくましい子供達が育ちそうですが、事故を起こさないことを願います。
しかし、以前の記事でも紹介しましたが、子供達がバイクを乗りこなしているおかげで僕は命拾いをしました…。
命拾いをした時の記事はこちら
品数豊富な生活
雑貨屋さん
住宅地から南に下るとニャウンウー村の中心地になります。村の中心では多くの商店があり、品数も豊富で貧しさを感じることはありません。
家電屋さん
家電を扱う店では扇風機がメインの商品のようでした。以外と種類もあり、さすがは常夏の国ですね。
穀物屋さん
ミャンマーでも米を食べるので、様々な種類の米がおいてありました。ハエがたくさんたかっていましたが、炊く前の乾燥している状態がだから気にしないのでしょう。
テレビはレストランで皆で鑑賞
レストランでは基本的にテレビが設置されています。昼間から映画が流れており、お父さんたちの憩いの場になっていました。
ニャウンウーマーケット
村の中心には巨大なマーケットがあるのですが、僕が訪れたのは日曜なのでお休みでした。しかし、周辺では個人で果物を売る人など、商売している人が少しいました。
ミャンマー人のお母さんの買い物スタイルは独特で、皆買い物バッグを頭に載せて歩いています。南アメリカや中東でも頭に物を載せている人を見てきましたが、主婦が日常の買いもので頭の上を使うのは初めてみました。
また、洗い物をしている女性も多く目にします。水道ではなく汲んできた水を使い、道路で洗っていました。同時に多くの女性達が世間話をしながら洗っており、とても楽しそうでした。
道路や交通事情
未舗装の悪路
基本的にメイン道路以外は舗装されていません。したがって雨季はぬかるんだ土道を歩くことになります。
ペラペラな道路標識
そして道路標識や信号を見かけることがありません。たまに電柱に張り付いたペラペラな道路標識があるだけです…。
まとめ
いかがでしたでしょうか。少しでもミャンマーの田舎の生活が伝われば幸いです。ミャンマーだけでなく、どこの国でも田舎の生活は日本とは大きく異なり、とても魅力があります。異国情緒あふれる経験がしたい方は大きい街だけでなく、小さな村を訪れてみましょう。
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