ヤンゴンのローカル鉄道【昭和の鉄道】

皆さんこんにちは!日々電車通勤をしているGreenです。
日本ではおなじみの満員電車ですが、まだまだ発展途上のミャンマーでは鉄道とどのように向き合っているのでしょうか。今回はのんびりとしたミャンマーのローカル鉄道を紹介したいと思います。
ヤンゴン・セントラル駅

まずはミャンマーの最大都市ヤンゴンにある駅、ヤンゴン・セントラル駅についてです。
ヤンゴン・セントラル駅への行き方

ヤンゴン・セントラル駅へはヤンゴンのダウンタウンから歩いていくことができます。雨天などバスを利用したい時は、前回紹介したスーレー・パヤーのバス停から、空港シャトルバスに乗るのが最も簡単です。
また、僕が訪れた時は街の中心から少し離れている、シェダゴン・パゴダからアクセスしましたが、東門からタクシーを利用して、2000MMKで行くことができました。
駅舎


ヤンゴン・セントラル駅はビルマ建築様式で設計され、独特な屋根を待ったミャンマーならではの駅舎になっています。内部にはかっこいい吹き抜けのホールがあり、大きな駅舎の割にはのんびりとした雰囲気が漂っています。
切符売り場


ホール内には切符売り場がありますが、すべてミャンマー語なので何もわかりませんね。ちなみにヤンゴン環状線の切符はここではなく、ホーム上の切符売り場で購入します。
電光掲示板


古い駅舎やホームではありますが、ちゃんと電光掲示板も設置されています。もちろんすべてミャンマー語なので、異国情緒がありかっこいいです。
売店


売店はたくさんのお菓子であふれかえっています。しかし、よく見るとミャンマー語の看板に混じってSIMCARDと書かれていますね。ちゃんと旅行者用のグッズも売られているようです。
ヤンゴン・セントラル駅のホームと鉄道
ミャンマーの鉄道


ミャンマーでは鉄道がまだ電化されておらず、基本的には気動車や機関車と客車の組み合わせで運行されています。
扇風機付車両


冷房付きの車両もあるようですが、僕が訪れた時に停まっていた車両はほとんど扇風機仕様でした。塗装の禿げた座席がいい味をだしていますね。
ヤンゴンのラッシュ


ヤンゴンの鉄道は本数が少ないので、その分乗客が集中しているようです。ヤンゴン駅に到着した列車から多くの人が降りてきました。
ヤンゴン環状線のホーム


ホーム上には次の列車を待つ人々があふれていました。大量の荷物を持つ人や、ミャンマーならではの銀色のお弁当箱を持つ人がいました。
ヤンゴン環状線を観光するポイント
昭和を感じるヤンゴン環状線


ヤンゴン環状線は1周で42駅を結ぶ路線で、地元の人々には欠かせない移動手段となっています。旅情あふれる東南アジアの列車の旅を満喫できるので、旅行者から人気があります。
ヤンゴン環状線のチケット売り場


まずは環状線のチケット売り場ですが、6番線と7番線のあるホーム上にあります。ホームまでは切符が無くても無料で入ることができるので心配はいりません。
また地元の人への切符は200MMKですが、外国人には1,000MMKの切符が売られます。
所要時間:1周約3時間
乗車料金:200MMK(約15円)
外国人料金:1,000MMK(約750円)
ヤンゴン環状線の時刻表
ヤンゴン環状線は右回りと左回りを合わせると、基本的に1時間に1本走っています。エアコン無しの車両は窓も扉も開放したまま走るので、雰囲気がありおすすめです。
06:10 右回り・左回り
07:35 右回り(エアコン付)
08:20 右回り
08:45 左回り(エアコン付)
09:30 右回り(エアコン付)
10:10 右回り(エアコン付)
10:35 左回り
10:45 左回り(エアコン付)
11:30 右回り
11:50 左回り
12:25 右回り(エアコン付)
13:05 右回り
13:40 左回り(エアコン付)
14:25 右回り
15:30 右回り(エアコン付)
16:40 左回り(エアコン付)
17:10 右回り
ヤンゴン環状線の路線図


ホーム上には環状線の路線図があります。もちろん環状線だけでなく地方に向かう路線もあります。
ヤンゴン環状線おすすめ観光方法


ヤンゴン環状線は1周するのに約3時間かかります。時間がない場合は途中の駅からタクシーで戻るのをおすすめします。最も遠い駅からヤンゴン・セントラル駅までは7,000MMK(約520円)で戻ってこられるようです。
ヤンゴン環状線の車内


エアコン無しの車両は窓やドアが開いています。というよりはそもそもガラスやドア自体がありません…。
木のぬくもりを感じる床に、ボコボコした鉄板の壁、硬いイスが設置されています。蛍光灯が寂しく灯るだけの何とも味のある車内です。
日本の車両
JR東海の車両を再利用


ヤンゴン環状線では古い車両だけでなく、日本で使われなくなったJRの車両を再利用していました。そんな日本の雰囲気が残る車両を探検してみましょう。
行先方向幕


駅に停まっていたい、この古い車両はどこで使われていたのか…。行先方向幕を見てみると松坂-鳥羽と書かれています。どうやらJR東海の名松線で使われていた車両のようですね。さっそく車内に入ってみます。
日本語表記の開閉スイッチ


車内には日本語がたくさん残されています。ドアを開閉する為のボタンもそのままです。
運賃表


ワンマン運転だった為運賃表も残されています。
運転台


当たり前ですが、運転台もそのままです。
車体製造番号


車体側面には製造元か残されています。どうやら平成元年に新潟で作られた車両のようです。ちなみに僕が訪れたのは令和元年なので30年以上前の車両ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。 ヤンゴンには日本の古い車両やヤンゴン環状線など興味深いアクティビティがあります。ミャンマー観光の際は是非ヤンゴン・セントラル駅を訪れてみてください。
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