48ヵ国目 インド

ローカル列車に揺られアムリトサルへ

更新日:

チャンディーガルから大脱走

今回は引き続き

暴動事件の影響を受けた

哀れなバックパッカーの話の続きです。

いろんな人に助けてもらいながら

旅を続けていきます。

わずかな希望に縋りつく

とりあえず当初の目的だった

アムリトサルに行きたいのですが、

まずは臨時列車で一駅となりの

アンバラに向かいます。

チャンディーガルの駅員曰く

アンバラの方が大きい駅なので

そこまで行けば

アムリトサル行きが

あるかも

とのことです。

またかもかよ…。

なんで鉄道会社の人間が

運行状況を把握してないんだよ。

ぶっとばすぞ

この野郎。

と野沢雅子風に心の中で叫んで

臨時列車に乗り込みます。

僕の買った臨時列車のチケットは

普通席なので

エアコンがなく満員

インド人でギュウギュウの車両でした。

アンバラ駅までは40分かつ1駅なので

完全にキレている僕は

エアコンの効いている

寝台車両に乗り込みました。

外国人だし

どの車両に乗るか

わからなかったって言えば平気だべ。

なぜか完全に強気モードです。

実際車掌がなんども

車両を通り過ぎましたが

チケットチェックはありませんでした。

…。

…。

…。

いけないことなので

良い子のみんなは真似しないでくださいね。

さて、

心の底で負け犬の遠吠えを終えると

お腹がすいていることに気が付きました。

宿とバスターミナルの鉄道オフィス、

そして鉄道駅を

それぞれ往復している間に

時間が無くなり

朝ごはんを食べていなかったのです。

すると目の前に座っていた

身なりのしっかりしたインド人が

朝ごはんにと

リンゴとお弁当のカレーを

分けてくれました。

インドでは列車に乗り合わせた

インド人がとても親切にしてくれました。

今回だけではなく

今後の列車でも

いいインド人に助けられます。

インドの鉄道はクソですが

インド人は本当に「親切な人」が多いです。

いいインド人との再会

アンバラ駅に着いて出口に向かって歩くと

後ろから僕の名前を呼ぶ人がいます…。

そう、チャンディーガル初日

キャピトルコンプレックスの

許可証を入手するオフィスを一緒に

探してくれた人

ヴィッキー君です。

彼はここアンバラに住んでいて

チャンディーガルへは

就職活動の面接で

1泊だけ訪れていたとのこと。

しかし僕と同じように

足止めをくらっていたようです。

そしてこの再会のおかげで

ことが大きく動きます。

どうやらこの駅でも

すべての列車が止まっているようでしたが

なんとまたしても

臨時列車があるようです。

紙ぺらが窓口の上に貼られており、

どうやらそれが臨時列車の内容ですが

すべてヒンディー語なので

どこ行きなのかわかりません。

もちろん電光掲示板にも

表示されない列車です。

するとヴィッキー君が

詳しく聞いてくれて

この列車はアムリトサルの

行くとのこと。

ってなんだよ…。

アムリトサルまでは行かないのか…。

でもここでダラダラしていても

しょうがないので

その列車に乗ることにしました。

いや~

ヴィッキー君

1度ならず2度までも

助けてくれて

本当にありがとうございます。

ほんとこの国は最低だけど

「いいインド人」はたくさんいるんですね。

近くの露店で

コーラで乾杯し

僕は列車に乗り込みます。

先ほどの貼紙には

4番ホームと書かれていたのに

実際には3番ホームに

列車が停まっていました。

そう、ここでも彼が助けてくれたのです。

インド鉄道のいい加減さと

インド人の優しさ

…。

このギャップはなんだ!?

スラムダンクの

メガネ君とゴリか!?

湘北名物

飴と鞭作戦か!?

ジェネラルの車両に揺られて

ローカルな車両

ジェネラルと言う

一番安い車両に初めて乗りました。

車両に乗り込むと

埃臭さが鼻を通りぬけ

シートは砂まみれで

窓にはめられている

鉄格子も歪んでいます。

冷房はなく

窓も

ドアも

全開のまま

列車はキーキー音をたてて

走り始めました。

インド人達は

ドアが開いているため

床に直に座って

足を外に投げ出しています。

彼らは

汚いとか

危険という

感情を知らないようですね。

この列車は各駅停車です。

途中の駅に着くと

カレー屋さんが乗り込んできました。

続いてあげパン屋さん、

コーラなどのペットボトルを

10本ほど箱に入れて

売りに来る人もいます。

そしてしめにはチャイ屋さんが来ます。

キセルは犯罪です

列車が走りはじめると

すぐに車掌がチケット確認に入ってきました。

すると

僕の座席の1つ奥に座っていた

頭に青いターバンを巻いていた青年は
(シーク教の若者)

すかさず席を立って

別な車両に移ろうとします。

しかし、あっけなく車掌に捕まり

どこかに連れていかれました。

やはりインドは

キセルしている人がいるんですね。

しかしシーク教は

お金持ちなはずなんですけどね…。

この時の僕は

インドの鉄道が大っ嫌い

だったので、

シーク教の若者を

内心応援していました。

行先のない旅

僕の座席の向かい側には

中年の夫婦が座っており

彼らは英語を話すことができました。

この列車がアムリトサルの少し手前の

ジャランダルまで行くということを

教えてくれました。

そう、

僕はチャンディーガルを

脱出したい一心で

無我夢中でこの列車に乗り込んだので

この列車がどこに向かうのか

自分がどこにいるのか

どこで自分が降りるのか

何も知らなかったのです。

まさに自由な旅ですね。

今日の寝床がどこになるかすら

決まっていない旅です。

唯一わかることは

一応アムリトサルに

近づいているはずということだけです。

ようやく行先を理解した僕は

引き続き列車に揺られます。

魔法使いのシーク教

ジャランダルに近づくにつれ

シーク教の人が目につくようになりました。

途中の停車駅で見かけた

シーク教のおじいさんは

ターバンも衣装も

杖もすべてが

かっこよく決まっており、

見た目は完全に魔法使いです。

彼は間違いなく

イオナズン

とか

メラゾーマ

とか使える人だと感じました。

ドラクエの世界がそこには

広がっていました。

インド人は皆仲良し

しばらくすると

この列車の乗客も減り

皆が座ることができるようになりました。

乗客は皆知らない者同士ですが、

新聞の回し読みをしており

1人が読み終わると

次はこっちだと

皆が手をあげて何かを叫んでいます。

インド人達は仲がいいですね。

ジャランダル到着

窓を全開で走るので

車内は砂埃まみれになります。

首から下げていたスマートフォンは

あっという間に

ザラザラになってしまいました。

スマホもいじれなくなってしまったので

急激に睡魔に襲われます。

気が付くと辺りは

闇に包まれ夜になっており

ジャランダルに到着しました。

11時間の列車の旅が終わりました。

今日はこの町に泊まることにして

僕の前に座っていた夫婦に

駅を出てから

安宿街の場所まで

案内してもらいました。

本当にいいインド人がたくさんいて

旅人としては助かります。

とりあえず目標だった

脱チャンディーガルを達成し、

店が開いていて

人がいる町に

落ち着くことができました。

まだまだ暴動の影響が残る

翌日、

アムリトサルに

向かうために駅に向かったのですが…。

なんと

列車はまだすべて

止まっているではありませんか…。

チャンディーガルの街は脱出できましたが

またパンジャブ州にはいます。

そう、

この州全体で列車もバスも止まっていたのです。

なんだなんだ

今度はジャランダルから

出ることができないのか…。

そう思いつつも

わずかな希望を胸に

バスターミナルに

行ってみることにしました。

すると

これが大当たりで

バスは通常通り運行していました。

しかもちょうどアムリトサル行きが

出るところです。

昨日は空腹のまま

電車に乗ってしまい苦労したので

急いで食料を調達してから

バスに乗り込みました。

中々のおんぼろバスで

1番後ろに座った僕は

なんども跳ねます…。

そして高速道路を走るのに

ドア開けっぱなしと言う…。

恐るべしインド。

まとめ

さて、

ついに暴動事件の呪縛から

解放されて

次回はアムリトサル編を

書くことができます。

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