チャンディーガル観光
今回はチャンディーガルの
観光編です。
またしても
建築や空間の記事となりますが
わかりやすく空間を
個人的に分析してみました。
ル・コルビュジエ・センター
ここはル・コルビュジエに関する博物館で
チャンディーガルに関する
スケッチや写真
そして模型が展示されています。
入場料無料。
入口には
モデュロールのオブジェもあります。
モデュロールはコルビュジェが考えた
人間の体の部位の寸法と
黄金比からつくられた
建造物を作る際の
基準寸法のことです。
隣の棟では
おみやげも売っており
チャンディーガルグッズや
コルビュジェグッズを
手に入れることができます。
また、チャンディーガルの街は大変広いので
ここまでは徒歩ではなく
オートリキシャでアクセスすることを
おすすめします。
建築博物館
17街区からも歩いて行ける距離に
建築博物館があります。
入場料20ルピー(約35円)
ここではチャンディーガルや
コルビュジェに関する
資料や模型が展示されており
ル・コルビュジエ・センターよりは
チャンディーガルの街自体に
フォーカスされています。
また建築空間がかっこよく
どことなく丹下健三の建築や
昭和の公共施設の雰囲気が
漂っています。
個人的なこの建築の
見どころは
2階から3階へ上がる
外付けのスロープ空間です。
コンクリートで作られた
薄暗い空間に
写真左上の位置の
連続水平窓から光が差し込み
右側の壁で光が反射します。
よって
左側の壁
天井
床
すべてがその反射光で
柔らかく照らされて
結果的に明るい空間を作り上げています。
改めて
開口部の位置や形の重要性を
学ぶことができました。
ちなみに安藤忠雄がつくった
四国の直島にある
地中美術館でも
似たような廊下があります。
当時は学生でしたが
光の取り入れ方に
感動していました。
ここインドのチャンディーガルにて
その記憶が蘇ってきました。
政府博物館とアートギャラリー
続いて同じ敷地内にある
博物館に入ります。
入場料15ルピー(約25円)
こちらはル・コルビジェの設計です。
彼は生涯に3つしか美術館をつくっていません。
その1つがこの建築ですが
もう1つは日本にある
国立西洋美術館です。
そしてもちろんそちらも
世界遺産に登録されています。
こちらの博物館でも
エントランスを入ると
まずはスロープにて上の階に
導かれます。
つづら折りのスロープなので
1階のメインホールを
角度を変えながら
見下ろすことができます。
また天井を見ると
光の取り込みかたにも
ひと工夫しているのが
見受けられます。
ちなみに展示物は
絵画や陶器、
ガンダーラ仏などです。
またムガル帝国の
絵画は興味深かったです。
結構細かく描きこまれており
手がたくさんあったり
顔がたくさんあったりして
不思議な感覚になります。
まとめ
さて、チャンディーガルの観光は以上です。
ロックガーデンなど
他にも観光ポイントがあるのですが、
とある事件により
そこまで観光することができませんでした。
次回はいよいよ
インドを嫌いになった理由の
1つ目となる
トラブルが僕を襲います。
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