標高4,000mを22時間、最強の深夜バス
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僕は深夜バスがとても嫌いです。
あの狭い車内、
ものすごい湿気、
隣の乗客のいびき…。
学生の頃からどうしてもこの乗り物を好きにはなれませんでした。
しかし、北海道のテレビ番組「水曜どうでしょう」の影響もあり、
深夜バスに対する好感度…
いや、興味度はあがりました。
ということで日本では「キングオブ深夜バス」と呼ばれている
博多号さん(東京~博多、14時間)
を超える深夜バスクルス・デル・スルに乗ってきました。
なんとその乗車時間は
22時間!!
もちろんノンストップ。
終着地の標高は3,400m。
道中の途中の標高はなんと…
4,000mを超えるようです。
そして山道なのでものすごい揺れっぷりなようで…。
こんな強者に勝てる気がしませんが
飛行機よりも金額が安いという理由で
果敢に挑んできました。
クルス・デル・スル
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今回はペルーの移動なら是非利用すべきと噂の
クルス・デル・スル社のバスを利用しました。
金額は175ソル(約6000円)と少し高いですが、
安全かつ快適ということでした…。
注目の22時間の戦いに備えた設備ですが、
座席は150度くらい倒れます!
ほぼ水平です。
食事も付きます!
座席に付属の画面で映画も鑑賞できます!
クルス・デル・スル社のバスターミナル
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まずはリマのクルス・デル・スル社のバスターミナルに向かいます。
このバスターミナルはとても大きく、
チェックインカウンターも空港のように大きかったです。
チェックイン後はバックパックを預け荷物へ。
その後にバスに乗り込みます。
最強の防犯!顔写真システム
乗り込むと早々に係りの者が現れ各座席の乗客の写真を撮ります。
そう、これがこのバスのメリットの一つです。
南米ではバス乗車中に盗難が多いので、
それを抑制するための手段ということです。
バス内には監視カメラももちろんありますが、
この顔写真システムが、
他にはない最強の防犯システムなんです。
中々やりますね。
日本の埼京線もこれができたら
痴漢が減りそうですが…。
すべての乗車扉に取り付けるとか…。
…。
ただでさえ管理されている日本社会が
より生きていきにくい社会になってしまうだけか…。
そして、バスはいよいよ22時間の旅へと走り出します。
若干の緊張と興奮を交えながら。
僕は出発するとすぐに眠気に襲われました。
気が付くと3間ほど眠っていました。
過酷度倍増!高山病と深夜バス
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車内食を食べてから再び眠りに落ちる…。
どれくらい時間がたったでしょうか。
まさかというかやはりというか、
頭が痛い気がします。
呼吸もしにくい気がする。
気がするだけなのでそのまま眠り続けることにしました。
するとバスは山道に入りとにかく揺れます。
おかげで吐き気まで…。
とにかく我慢して眠ることにし、
なんとかクスコまで到着しました。
高山病にはコカ茶が効果抜群
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クスコのバス停に到着して、
いざバスを降りてみると異変に気がつきました。
軽い頭痛、立ちくらみがします。
深夜バスであまり寝られてないからか、
車酔いか、
高山病か…。
おそらくは軽い高山病だったのでしょう。
すぐに宿に向かいチェックインがてら体調の話をしていたら
宿の主人がコカ茶をくれました。
コカ茶は普通においしいですね。
そして気のせいか体調も良くなった気がします。
コカ茶のおかげか、
宿の主人の優しのおかげか…。
とにかく大変な移動日でした。
※誤字脱字修正、写真追加(2021/2/14)
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