ウクライナとロシアの戦争について思うこと

36ヵ国目 ウクライナ

ウクライナの首都キエフの思い出

皆さん、こんにちは。
世界一周トラベラーのGreenです。

今、世界はウクライナとロシアの戦争による悲しい知らせであふれています。

僕はウクライナロシアも訪れたことがあり、どちらの国民にも親切な人が多かったことを覚えています。

僕にはどちらの国が正しいかなんてわかりません。
ロシアにとってNATOの拡大が恐ろしいのは理解できますが、侵略や虐殺は絶対に間違っています

なぜ善良なウクライナ市民が殺されなければならないのでしょうか…。

そして、そんな悲惨な目にあっているウクライナの為に、僕ができることは何だろうか?

…。

そう、僕にはこのブログがあります。
このブログを訪れてくれる人に向けて、失われつつある美しいウクライナを紹介していきたいと思います。

以前の記事でも書きましたが、事件や事故の風化は悲しいことです。

今現在起きている戦争ですが、この戦争への興味を失わないためにも、悲しい現実に少しでも目を向けてもらうためにも、僕はこの記事を書いていこうと思います。

何もできなくてもいいんです。

まずは真実と事実を見つめ、理解することから始めましょう。

一般市民が巻き込まれる戦争

ウクライナ紹介の前に、戦争について書いておこうと思います。

とにかく今すぐ争いを辞めて、一般市民の安全を確保してほしい。
これが僕の望みです。

結局はどちらの国でも一般市民が厳しい立場に立たされてしまいます。

ウクライナ市民が悲しい現実に向き合っているのは言うまでもありませんが、ロシア市民にも影響が出ているようです。

経済制裁の為クレジットカードが使えず、ルーブルも暴落しているこの状態で、ロシア人旅行者が苦労しているという情報を目にしました。

彼らはロシア人ですが、必ずしも皆がプーチン支持派ではないでしょう。
むしろ反対派の人も多いはずです。

そんな一般市民である旅人達も被害を受け、下手すると強烈な差別を受けることになります。

…。

悲しいですね。

戦争によって分断される。

国籍が異なっていても、同じ人間であり、同じ一般市民なのに。

戦争が無くなることを切に願います。

2017年の首都キエフ

さて、世界一周中にこのブログにてウクライナを紹介していますが、今回からはもう少し踏み込んで、何気ない普段のウクライナをまとめていきたいと思います。

僕が実際にウクライナを訪れたのは2017年で、首都のキエフに滞在しました。

僕の撮った写真も以外と残っていませんでしたが、まだ世に出ていない写真達を使っていきたいと思います。

独特な世界観のウクライナ

物価が安い

まずは僕がウクライナを訪れて印象に残っている5つをまとめていきたいと思います。

最初に紹介するのが、物価の安さです。
2017年当時はクリミア戦争の後だったので、ウクライナのフリヴニャが暴落していました。
(まぁ結局今も同じぐらいのレートですが…)

ドミトリーの安宿で、1泊なんと2ユーロ(約250円)という破格な宿がたくさんありました。

ちなみに僕が宿泊した宿も1泊たったの4ユーロ(約500円)でした。

もちろん宿だけでなく、食べ物も何もかもが安かったです。

社会主義国感が強い

街の雰囲気から鉄道関係まで、社会主義国の名残をたくさん感じました。

1991年にソ連から独立していますが、ウクライナ自体が貧しいこともあり、まだまだ社会主義時代のものを利用して生活しているようでした。

キリル文字

ウクライナ語はキリル文字なのですが、街中でもほとんど英語を見かけませんでした。

鉄道駅の外国人旅行者用の窓口ですらキリル文字で、切符もキリル文字しかありません。
ローマ字で書かれた自分の名前以外、行先はおろか列車番号座席番号も読み取れなかったです。

街中に銃を持った兵士

他の国でもたびたび見ることがありますが、キエフでも銃を持った兵士がたくさんいました。
当時はクリミア戦争後だったので、警戒レベルが高かったのかもしれません。

今は言うまでもありませんね…。

お湯は隣国から買うもの

ウクライナで一番カルチャーショックを感じたのはお湯についてです。

なんと自前の給湯器というのは普及しておらず、お湯の為の水蒸気をお湯工場から買っているとのことでした。

当時宿泊していた宿の受付の人が、ガスではなく水蒸気を運ぶパイプがあると言っていました。
他の宿泊客に聞いても同じことを言っていたので、おそらくそうなんでしょう。

しかし大問題なのは、そのお湯工場がロシアにあるということです…。

そう…。

ロシアは資源国なんです。
ヨーロッパはロシアの天然ガスに頼っているんです。

ドイツにいたっては天然ガスの輸入の50%以上をロシアに頼っているようです…。

ということで、もちろんウクライナもロシア頼りの為、しょっちゅうお湯がでなくなっていたようでした…。

この戦争が長引き、ロシアへの経済制裁が続くと、ヨーロッパのエネルギー問題は大変なことになりそうですね…。

そしてそれは日本も同じなんですけどね…。

資源国との付き合い方の難しさを感じます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ウクライナを紹介したかったのですが、思いのほか戦争の話が長くなってしまいました…。

次回からは僕がまだ紹介しきれていないキエフを、写真多めでまとめていこうと思います。

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