キタイスキー市場へ31番バスでアクセス
今回はウラジオストクにある巨大な市場、キタイスキー市場へ行った時の情報です。世界一周をした僕は、新しい国に着くと、まず市場に行くようにしていました。そこでは必ずその国の日常があり、新鮮な生鮮食品も手に入りますからね。さて、ここウラジオストクの市場はどのような感じなのでしょうか…。
※2019/09/04に地図の表記を変更しました。
キタイスキー市場
ウラジオストクで最大の市場であるキタイスキー市場。街の中心からは離れており、バスで20~30分程東に向かったところにあります。
キタイスキー市場には屋内型のショッピングモールがいくつかあり、その周囲に露店があるという構成になっています。生鮮食品から日用品までなんでもそろっていました。
キタイスキー市場への行き方【バスでアクセス】
まずはキタイスキー市場の場所を確認しましょう。上の地図の通りウラジオストク駅から金角湾をはさんだ東側にキタイスキー市場があります。
31番バス
キタイスキー市場へは31番バスで行くことができます。31番バスはウラジオストク駅を出発して東に向かう路線で、途中の中央広場からでも乗ることができます。写真は23番ですが31番も同じようなバスを使っています。
ウラジオストクのバスの乗り方
乗降車の方法
ウラジオストクのバスはすべてのバス停に停まってくれます。乗る人、降りる人、どちらもいなくても必ずバス停で停まってくれるので、勝手がわからない旅行者にやさしいですね。
ちなみにどこまで乗っても一回一律23ルーブル(約46円)です。
アナウンス
すべてのバス停に停まりますが、車内アナウンスは一切ないので、周りの景色や地図で降りるバス停を判断しましょう。
ちなみに以前も紹介しましたが、Maps.meという地図アプリならばオフライン時でもGPSが作動して、自分の居場所がわかるので降りるバス停も一目瞭然です。またキタイスキー市場へ行く場合は市場のすぐ横を路面電車が走っているので、それを目印に降りることができます。
キタイスキー市場の印象
外部のお店
さて市場を散策した時の様子を書いていこうと思います。
中央広場から31番バスに乗り、午前中にキタイスキー市場に到着しました。平日ということもあり人はまばらでしたが、それでも地元の人が買い物をしている様子を見かけることができました。
ショッピングセンター内部
雨が降っていたので、早々にショッピングセンター内に避難しました…。
が、驚きです。ここにきてカルチャーショックを受けました。ショッピングセンターに入ったのですが、日本や世界中にあるショッピングセンターとは大きく異なるものでした…。2階建ての建物なのに吹き抜けの空間は存在せず、通路とお店しかありません。しかもお店もすべてブースに分かれて壁があるので、見通しが悪くとても閉鎖的です。効率の良さを追求しすぎて窮屈な印象しかありません…。
後々他の「ショッピングセンター」と名の付く場所にいくつか行きましたが、どこへ行っても低い天井高で、吹き抜けがなく、閉鎖的でした…。コモンスペースやホワイエと呼べる空間がほぼありません。盗難防止や寒さ対策など理由はあるのでしょうが、これではとても買い物する気持ちにはなりませんね。唯一吹き抜けになっているのはエスカレーターがある空間のみで、それ以外は縦横の規則正しい通路しかありません。
2階はこのような感じでなぜか天井の装飾などに力を入れています。もっと頑張るべきところがあるでしょうに…。
そして2階は飲食店のみとなっていて、中国のお店がたくさんありました。
ブルーシートエリア
ショッピングセンターがあまりにも窮屈なので足早に抜け出して、再び外部のお店を見て回ります。ショッピングセンターの2階からみた外部は写真の通りです。まるでスラムですね。トタン屋根とブルーシートに覆われたアジアの貧しい国のような世界がそこには広がっていました。これがロシアの現実なんですね。物価が安いのも頷けます。
ブルーシートエリアに入ってみると、その小屋のもろさを実感します。雨漏りはもちろん、床が抜けているところもあり、店員さんが屋根を補修していました。雰囲気は完全に東南アジアですが、ヨーロピアンな人々が接客をしています。とても不思議な空間ですね。また、中国人のお店もたくさん出ているようでした。
北部のローカルマーケットアリア
ルゴヴァヤにある市場
キタイスキー市場の北側には小さな店舗が集まったエリアがあります。ルゴヴァヤという路面電車の駅近くですが歩いていくことができます。こちらは先ほどの市場よりもローカル感があり、とても興味深いです。
基本的にはショッピングセンターと同様に閉鎖的で、お金を渡すところ以外は商品を展示するスペースになっており、欲しい商品をそこから選んで取ってもらうという、買い物方式です。
万引き防止なのか、スペース節約なのか、自分で商品を手に取って買うことはできません。まるでキューバのお店みたいです。共産主義の国の店はこの形態に行きつくのでしょうか…。
コンテナショップ
このエリアにはコンテナを利用したお店もたくさんあります。これまたスラムのような様相ですが、意外とかわいい文房具を扱う店もあり、
一見する価値があります。
コンテナの扉までしっかりとディスプレイスペースにしており、効率主義の極みを感じます。
まとめ
今回は他のヨーロッパ諸国とは大きく異なる市場を見ることができ、大国ロシアの意外な現実と向き合うことができました。さて、次回はいよいよ絶対に訪れたいベタな観光スポットを紹介していきます。
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