北朝鮮国営レストラン「平壌」に潜入
今回はちょっと変わった観光名所、ウラジオストクにある北朝鮮レストランを訪れたときの情報です。
ロシアの国土内にあるレストランではありますが、日本とは国交のない国「北朝鮮」に関する施設なので、不思議な緊張感を持ちつつ訪れてきました。
レストラン平壌への行き方
レストラン平壌まではウラジオストク駅から60番バスで向かうことができます。ウラジオストクでのバスの乗り方は以前の記事を参考にしてください。
そして例のごとくMaps.meというアプリを使えばスマホがデータ通信をしていなくても、GPSを使って自分の居場所がわかるので、降りるバス停を逃すことはありません。
ちなみに歩いていくこともできるようですが、30分くらいかかるようです。
住所:Ulitsa Verkhneportovaya, 68В, Vladivostok
レストラン平壌での流れ
エントランスへ
前庭を通り抜けエントランスへ向かいます。エントランスに設置してある像がいい雰囲気を作っていました。
北朝鮮とロシアの間
店内に入ってみるとアジア系の女性の店員と割烹着を着たヨーロピアンの老婆が話していました。北朝鮮人とロシア人ですね。会話はロシア語でした。
どうやら開店してすぐの時間(12時過ぎ)だったのでこの日は僕が最初の客のようでした。そしてロシア人の老婆はこの店のシェフだったようで、店の奥へと消えていき、北朝鮮人の店員が僕を案内してくれました。
店内は普通の席と半個室がありましたが、僕は半個室へ案内されました。
半個室へ
半個室のブースは簡易的な間仕切りとカーテンで仕切られています。マンガ喫茶のブースに近いものがありますね。
内部は少し狭いですが、4人掛けの席とコートや帽子を掛ける家具が置いてあります。
壁に掛けられている絵や店内の装飾は北朝鮮の伝統的なもので統一されているようでした。普通のレストランではあるのですが、他の客から隔離されているという状態から少し緊張がありました。
メニュー
僕は朝鮮語もロシア語も話せませんが、日本語メニューが用意されていました。やはりここを訪れる日本人がたくさんいるようですね。
せっかくなので北朝鮮の冷麺を頂くことにしました。
テーブルセット
テーブルのマットやお皿は4人分セットされていましたが、カトラリーは1人分が運ばれてきました。スプーンと箸、お手拭きに箸置きまでセットされます。
スタローバヤのような安い食堂とは異なり、レストランという雰囲気が出ていました。
おかず
韓国レストランと同じで最初にたくさんのおかずが出てきます。このシステムがとてもうれしかったですね。
世界一周の最後に訪れた国が韓国だったので、最後の最後で金欠状態だった僕にはこのおかずが命綱でしたね。
韓国での食べ物の記事はこちら
冷麺登場
オーダーから10分程で冷麺がでてきました。見た目からしておいしそうですよね。
程よい酸っぱさで最初は楽しみ、あとからスープと具材を混ぜて辛さを楽しむ、二段階のおいしさがありました。
ヨーロッパの料理や東南アジアの料理もおいしいですが、やはり日本、中国、韓国、北朝鮮の味付けが一番落ち着きますね。
北朝鮮レストランの印象
今回は1人で簡単な食事を楽しんだだけですが、北朝鮮の料理と建築の内装に少し触れることができたので面白かったですね。
できれば店員さんと会話をしてみたかったのですが、英語は通じなかったのでその辺が少し残念なところです。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。たいして特別なこともなく普通のレストランでしたが、珍しいことに挑戦したい人にはおすすめです。
実際に北朝鮮に入るのはハードルが高いですが、せめて北朝鮮国営のレストランの中に入ってみましょう。おいしい料理だけでなく不思議な緊張感を味わえますよ。
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