ロシアの建築【ウラジオストク】

ロシア

ウラジオストクの歴史的建築物を訪れて

前回の記事にて日本から一番近いヨーロッパの街並みを紹介しました。今回は街全体だけでなく建築単体に注目していこうと思います。

ウラジオストクの観光名所

まずはウラジオストクの定番観光名所でもある建築を紹介します。詳細な観光内容はまた別の記事で書こうと思います。

正教会

ヨーロッパと言えばキリスト教、そしてその教会をイメージすることができます。その多くがカトリックプロテスタントの教会でしょう。

しかし、ここロシアではキリスト教正教のロシア正教が多数派となっています。したがって街中の教会も西欧の物とは雰囲気がだいぶ異なります。

そんな東欧ならではの教会をここウラジオストクでは見かけることができます。

また正教では八端十字架という写真のような十字架を用います。ロシア正教会、ウクライナ正教会をメインに、ブルガリア正教会、セルビア正教会などのスラヴ系正教会で多く見かけます。

パクローフスキー教会

最初に紹介するのは金と青に輝くタマネギ型ドームがユニークなパクローフスキー教会です。

この教会は1897年に建築されましたが、ソ連時代に破壊されてしまい、現在の姿は2003年に再建されたものです。そのため尊厳な雰囲気を持ちつつもまだまだ綺麗な建築です。

丘の上のポクロフスキー公園内にあり、遠くからでもその屋根の見ることができます。

僕が訪れたのは火曜日の午前中でしたが、ミサが行われており多くの信者であふれていました。女性は皆イスラム教徒のようにヒジャブで髪の毛を覆っています。正教では髪の毛を覆う決まりがあるのでしょうか。

アンドレイ教会

続いてアンドレイ教会です。

ここはニコライ二世凱旋門のすぐ近くにあり、地元の人というよりは観光客がたくさんいます。丘の上から海を見下ろす途中に位置しているため、海まで抜けるかっこいいアングルになっています。

ウスペーニア教会

ウスペーニア教会は金角橋の下方にあります。街の中心部からは少し離れているため人も少なく静かに過ごすことができます。

内部はたくさんのイコンがありかっこいい空間になっています。是非内部も見学してみましょう。また、教会の地下部分には信者の為の道具が売られており、ロシア正教のイコンも手に入ります。

イゴリチェルニゴフスカバ教会

この教会はディナモ・スタジアムの近くにあり、前回の記事で紹介したポグラニチナヤ通りに面しています。小さな教会ですが、静かで穏やかな時間を過ごすことができます。

スハノフの家ミュージアム

ロシア皇帝時代の文官スハノフの家が再現されています。ミュージアムとして使われており、19世紀当時の生活スタイルを見ることができます。

リビング、ダイニング、書斎だけではなく、ロシア革命で活躍した息子の部屋など子供部屋も再現されています。歴史好きだけでなく、建築やインテリアが好きな人にはたまらないミュージアムとなっています。

展示されているのは家具だけでなく、当時の小物まであります。

入場料:150ルーブル(約300円)

ヨーロッパの雰囲気抜群の建築

続いてウラジオストクの市内でヨーロッパを感じた建築達です。庶民的なものから政府関係施設までピックアップしてみました。

巨大な建築

ウラジオストクの中心地を歩いていると巨大な建築を見かけることが多いです。

壁面を装飾しているものが多く、アニメに出てくるような建築の印象ですね。その巨大さはオーストリアハンガリーで見た建築群に近いものがあります。

高すぎる天井高に、巨大な窓、巨大な扉が付いており大きすぎて違和感がありますね。

沿海地方行政府

街の中心部には基本的に高層ビルがありません。そんな中、中央広場の目の前には沿海地方行政府のビルが建っています。

周囲には低い建築しかない中、1つだけ高層ビルになっているためとても目立ちます、また夜にはライトアップまでされ、このビル自体が権力の象徴と言った感じでした。

一般市民の生活

街からバスで少し走ると、一般市民がすんでいる団地を多く見かけます。

ウラジオストク市民が住んでいるマンションは他の東欧の国と同様シンプルなデザインで、必ずサンルームが付属しています。

ちなみにウクライナで泊まった宿はこのようなマンションの一画をゲストハウスとしているところでした。ロシアやウクライナなどの旧共産主義国はやはり建築もそっくりです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。建築をまとめたつもりですが、少しばかり観光編のようになってしまいました。ということで次回はついにウラジオストク観光編です。

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