空港からハバナへ
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今回の旅では初の社会主義国家に入国します。
僕が到着した日はフィデル・カストロが亡くなり、
喪に服している期間がちょうど終った日でした。
国を挙げて喪に服していたため、
その期間は一切お酒を買うことができなかったようです。
さて、キューバに到着後事前情報で調べておいた、
1モネダ(4円)で市内まで行く方法を試してみることにしました。
メキシコの宿で同じ部屋になった日本人のおじさんが言っていた通り
空港でてすぐの場所に現地人が溜まっている場所がありました。
もちろんそこには看板も何もありません。
老若男女が並んでいましたが、
その中に明るそうなおじさんがいました。
歯が一部抜けていてサングラスをかけた陽気そうな人です。
勇気をだしてその人に聞いてみたところ、
間違いなくここから街までのバスが来るとのこと。
外国人は誰も並んでいないため少し不安でしたが、
そのおじさんを含め周りのキューバ人がとても親切にしてくれました。
気を使って話しかけてくれたり、
街に行ったらどこどこを観光しろ、
など必要以上に情報をくれます。
そしてバスが到着するとなんと僕のバス代まで払ってくれるではありませんか。
いくら1モネダ(4円)と言えども申し訳ない。
僕が小銭を渡そうとしても、
首を振りながら何やらスペイン語で話しかけてきます。
きっと、
「そのお金でおいしいものでも食べなさい」
と言っているように勝手に解釈しました。
優しいおじさん達と満員のバスに揺られ一路市街を目指します。
廃墟感
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町の中心に到着し宿を目指します。
すごいです。
テレビや映画で見るような街。
壁に銃弾の跡があるような廃墟感。
道路は工事中で穴だらけだし、
建物は廃墟が多くガラスも割れていて崩れかけています。
待ちゆく人は貧しそうな格好の人や、
悪そうな人相の若者がうろついています。
ヤバいとこに来てしまった。
最初にイメージしたハバナはこんな感じです。
内心引き返したい気持ちでいっぱいでしたが、
何とか宿までたどり着くことができました。
オールドカーと排気ガス
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この国には古い車がたくさん残っています。
新しい車はほとんど見かけません。
それがこの街の雰囲気をつくり、
すばらしい景観を作りあげています。
本当に映画のセットの中に紛れ込んだような感じです。
たまに見かける観光バスが
街のイメージを崩してしまうのがもったいないですが、
僕も観光で来ている身分ですから偉そうなことは言えません。
さて、いかんせん古い車です。
排気ガスの質と量が最悪です。
真っ黒なガスを吹き出しながらクラッシックカーが街中を走り回っているのです。
当然空気が悪く
僕は初日にして喉を傷めてしまいました。
そして翌日から風邪との闘いが始まるのです。
ハバナ観光
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基本的には旧市街を歩きました。
1モネダ(4円)で食べられるソフトクリームを食べながら
街中を歩きます。
気温が高く熱い
そして排気ガスが半端ない。
観光ポイントにはやはりたくさんの外国人が集まっています。
しかしどこの国にもいる日本人をあまり見かけませんでした。
街を歩いているとキューバ人からも
「チーノ、チーノ」(中国人)と声をかけられます。
この国にいるアジア人は中国人が大半なのでしょう。
もしくは日中韓の違いなどわからないのかもしれませんね。
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有名な観光名所の革命広場にも行ってみました。
チェ・ゲバラのアートが建物の壁に設置されていました。
街中の落書きや、店の中にも写真や肖像画がたくさんあります。
もちろんフィデル・カストロもそこら中に写真があります。
それらを毎日見ているうちに、
この国におけるこの二人の偉大さが伝わってきました。
※画像サイズ修正(2020/2/13)
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