キューバのCUCとCUP【2種類の通貨と物価】

7ヵ国目 キューバ

キューバ・ペソ【別名カップやモネダ】

皆さん、こんにちは!
世界一周トラベラーのGreenです。

今回も引き続きキューバ編です。
情報が少ない社会主義の国、キューバの通貨事情について紹介していきます。

キューバの2種類の通貨CUCとCUP

キューバでは2021年1月1日から2種類あった通貨を一本化したようです!!
その為キューバ・ペソが正式な通貨となり、国際通貨コード(ISO 4217)もCUPになっています。

それまでは2種類の通貨が使われており、旅行者にとっては混乱必須の状況でした。
まだ当時の通貨を持っている人もいると思うので、ここでは2種類の通貨を紹介します。

外国人向け通貨CUC

まずは外国人向けの通貨CUC(クック)についてです。

通称クックですが、兌換ペソと表記されることもあります。
CUC(クック)は米ドルに対して1対1のレート固定制だったので、

1CUC=1ドル

です。

2020年以前、外国人観光客は基本的にこの通貨を利用していました。
ホテルレストランタクシーは基本的にCUC(クック)しか使えません。

国民向け通貨CUP

続いてキューバ国民向けの通貨CUP(カップ)についてです。

こちらもカップペソと表記されますが、現地ではモネダとも呼ばれていました。

もうこの時点で大混乱ですね…。
とにかくCUCCUPというアルファベット3文字で覚えるとよいでしょう。

CUP(カップ)CUC(クック)25分の1の価値で固定されていました。

25CUP=1CUC

25倍も差があるので、観光客を相手に釣銭詐欺を働く人もいたようです。
気が付かないと2,500円のおつりが100円になってしまいます

CUCとCUPの見分け方

念のために通貨の見分け方も書いておきます。

建物が描かれている紙幣がCUC人物が描かれている紙幣がCUPです。
紙幣もコインもこのルールになっています。

お土産がてらチェゲバラが描かれた紙幣やコインを持って帰る人もいると思いますが、チェゲバラは3CUPなので約15円くらいの価値ですね。

二重通貨制度

さて、そもそもなぜ通貨の種類が2つもあるのか…。
それはキューバでは二重通貨制度があったためです。

社会主義の本質はわかりませんが、外国が絡むものと、国内だけで使う通貨を分けたかったんですね。

しかしその二重通貨制度だった為に観光業に従事する国民と、外貨が入手できない国民の間に経済格差が生まれてしまったようです。

社会主義では皆平等でなくてはならないので、大問題ですね…。

…。

ということで、格差是正のために、2021年から二重通貨制度が廃止されたようです。

僕ら観光客にとってはシンプルでわかりやすくなりました。

しかし、25分の1の価値の通貨が主流になるので、ホテルやタクシーを利用するには大量の札束が必要になってしまったということでしょうか…。

キューバの物価【1CUPで買えるもの】

ここまでキューバの通貨事情を紹介したので、ここからは物価についてです。

当時は1CUP=約4円でしたが、今は大きく円安に傾いているので、1CUP=約5円で計算してみます。

1CUP(約5円)アイス

まず驚きなのはアイスクリーム5円で食べられます。
常夏のキューバでは必須のアイテムですね!

バスも1CUP(約5円)

なんと公共のバス5円です。

驚きなのは空港から街までのバスも約5円です。
40分近くも乗車するのに…。

ちなみにタクシーで空港から街まで行くには約3,000円かかります。

1CUP(約5円)バスの詳細は別記事にてまとめます。

チャーハンのようなもの10CUP(約50円)

軽食も安いんです!
チャーハンのようなものとフライドチキンが付いて、なんとたったの50円です!

この国ならば一生飢え死にしないかもしれません。

チーズのピザ35CUP(約175円)

チーズのみのシンプルトッピングのホールピザ175円です。
毎日ピザパできますね!

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は二重通貨制度を採用していた、キューバのCUC(クック)CUP(カップ)についてまとめてみました。

この制度が無くなってしまったのはさみしいですが、キューバ旅行の際はCUC(クック)も思い出してみてください。
そして激安のCUP(カップ)を利用して旅を満喫してください!

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