バレンシアの芸術学園都市

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皆さん、こんにちは!
世界一周トラベラーのGreenです。

今回はスペインのバレンシアにある芸術学園都市を紹介しようと思います。
見たこともないような不思議な建築がたくさんあるんです!

芸術科学都市とは

芸術学園都市の基本情報

芸術科学都市は芸術と科学を学ぶ施設の複合体で、主要な施設は1996~2005年にかけて建築されました。

芸術科学都市一帯が近未来のような世界になっていて、1つ1つの建築が特徴的なだけでなく、公園や橋まで一体感のあるデザインになっています。

  • 設計:サンティアゴ・カラトラバ(一部フェリックス・キャンデラ)
  • 住所:Av. del Professor López Piñero, 7, Quatre Carreres, 46013 València, Valencia
  • 公式URL:https://cac.es/

サンティアゴ・カラトラバ

設計はバレンシア出身のサンティアゴ・カラトラバで、建築の構造デザインが独特な有名建築家です。

建築の構造体自体をデザインとして魅せることができ、彼のつくる作品はどれも未来的でありながら、生き物の骨のような不思議な親近感があります。

ソフィア王妃芸術宮殿

それでは芸術科学都市の建築を1つずつ紹介していきます。

まずはソフィア王妃芸術宮殿です。
ソフィア王妃芸術宮殿の機能はオペラハウス劇場となっており、多くの人々を収容できます。

オペラハウスやメインの劇場はそれぞれ1500人、他にも500人を収容できるホールが2つも入っており、とても巨大な施設です。

側面のデザイン

続いてはこの不思議な建築のデザインを見ていきましょう。

側面から見ると昆虫の頭のような見た目で、真ん中が開口になっており、内側のデザインが見えます。
中庭の植物がアクセントになっていますね!

上部にはモヒカンのようなリーゼントのような構造体が浮いています。

魚のような顔

側面を拡大してみると口があり魚の頭の様にも見えてきます。

また、写真だとわかりにくいですが表面はモルタルではなく、真っ白不定形のタイルで覆われています。

タイルからはガウディ建築のような雰囲気も感じることができます。

モヒカンのような構造体

モヒカンのような構造体は建築背後の地面から伸びているのがわかります。

建物本体の中間で支えていると思うのですが、前後左右どこから見ても本体との接続部分は見つけられませんでした…。
もしかすると本当に背面の構造体だけで支えている可能性があります。

おそろしいキャンチですね…構造力学の天才ならば可能なのかもしれません。

正面のファサード

最後に正面から見上げてみます。

頭蓋骨のようにも見える白いスキンが外と内で二重になっているのがわかります。

巨大なガラス面は口のようにも見え、エイリアンなのか宇宙船なのか、とにかく不思議なデザインを堪能することができました!

レミスフェリック

続いてはレミスフェリックを紹介します。

レミスフェリックは1998年に竣工しており、芸術学園都市の中で最初に完成した建築です。

1万平米以上の面積を持つ巨大なIMAXシアターとなっており、プラネタリウムの機能もあるようです。

映像関係の建築なので、人間の瞳をモチーフにデザインされたようです。

水面による反射

瞼になっている部分は実際に開閉可能なようにつくられています。

そして建築周囲には水面が張られているので、水面に反射する様子を眺めることができます。

正に人間の瞳が浮かび上がるんです!

側面から眺める

側面から眺めると三角形で斜めに開くエントランス扉を確認できます。

全体的に丸みを帯びたフォルムになっており、ダンゴムシのようなイメージですね。

ルンブラクレ

ルンブラクレは散策のできる庭園になっていて、オノ・ヨーコの彫刻も設置されています。

また、ヤシの木がたくさんあり南国バレンシアの雰囲気を感じることができます。

側面のベンチ

ルンブラクレは縦に長いのですが、側面はすべてベンチになっています。

日中は暑いですが、夕方以降にベンチに座って、カラトラバの建築群を眺めることができます。

ガウディのようなタイル

道路側の側面はすべて階段になっており、アーチが続いています。

このアーチもまたガウディを思い起こさせる不定形のタイルで仕上げられています。

連続するアーチ

ルンブラクレ全体を連続するアーチの構造体が覆っています。

魚の小骨にも見えるようなこの構造体が、外部空間であるのに特別な内部空間にいるように感じさせます。

地下空間

ルンブラクレの地下は駐車場への道になっており、木が枝分かれしているような不思議な柱で支えられています。

上から下まで違和感のないデザインで統一されています。

フェリペ王子科学博物館

フェリペ王子科学博物館は宇宙や科学などを学ぶことができる博物館で2000年に開館しました。

全長250メートルもある巨大な建築ですが、梁と柱を兼用した構造体の連続で、巨大な動物の骨のような世界になっています。

複雑な構造

南面はY字型の柱が斜めに設置され、さらにY字に分岐していくのを繰り返しています。

複雑ですが連続性があり整っていて、とてもきれいに見えますね!

巨大なキャンチ

北側には巨大な屋根がかかっています。

これがまたこの大きさで片持ち状態なので、いかに協力な構造で支えられているかがわかりますね。

内部空間

内部は巨大なガラス面からたくさん自然光が入ってきて明るく快適でした。

250メートルも続く空間はどこか空港を想像させますね。

西側側面

西側から眺めると垂直の柱も存在することが確認できますね。

南側に向かってトラスが組まれ、北側は三層吹抜の巨大なガラス張り空間になっています。

アゴラ【カイシャフォーラムバレンシア】

アゴラはコンサートや展示会などが開かれる多目的施設になっています。
カラトラバにしては珍しく白色ではなく建築全体が美しい青で埋められています。

僕が訪れた2009年2月はまだ工事中でしたが、2024年現在はカイシャフォーラム(バレンシア)がアゴラの中に入っているようです。

マドリッドやバルセロナのカイシャフォーラムについては以前の記事を参照してください。

施工途中

今では見ることのできない施工途中の写真です。

グレーの構造体の外側に白色の構造体が並んでいます。

そしてパネルで壁が出来上がっていくんですね。

青いタイル

そのパネルの上に青い不定形のタイルが手作業で貼られている様子です。

たくさんのクレーンで吊られて作業をしているようですが、この面積だと膨大な時間が必要ですね。

モントリヴェ橋

カラトラバの世界に溶け込む橋

モントリヴェ橋はソフィア王妃芸術宮殿とレミスフェリックを分断するように設置されています。

しかしこの橋が邪魔になることはなく、曲線を多用し白色で統一されているので、むしろカラトラバの世界観を強調しています。

橋脚の構造設計

芸術学園都市を観光している人はこの橋を渡るのではなく、くぐることがメインとなります。

モントリヴェ橋は4本の細い斜めの橋脚で支えられており、レベルの高い構造設計になっていますね。

アスト・デ・ロル橋

ケーブル支え橋

アスト・デ・ロル橋は1本のメインの柱からケーブルで橋を支える「ケーブル支え橋」という橋です。

フェリペ王子科学博物館とアゴラを分断する形で設置されています。

白と青のコントラスト

カラトラバらしい形状真っ白なカラーリング、アスト・デ・ロル橋は青空とのコントラストが最高に美しいです。

オセアノグラフィック

さて、最後に紹介するのはオセアノグラフィックです。

オセアノグラフィックはヨーロッパで最大の水族館で、500種類以上の海洋生物が展示されています。

この建築だけはカラトラバではなく、フェリックス・キャンデラによって設計されました。

彼もまた構造設計が得意で特にHPシェル構造を多く扱っています。
どちらも構造がデザインになっている為、カラトラバの作品と並んでいても違和感を感じませんね!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は近未来の世界観が広がる、バレンシアの芸術学園都市を紹介しました。
サンティアゴ・カラトラバの建築に興味がある人は是非バレンシアに訪れてみてください!

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