ミース・ファン・デル・ローエとエスパニョール

皆さん、こんにちは!
世界一周トラベラーのGreenです。
今回は1929年のバルセロナ万博や1992年のバルセロナオリンピックの会場となったエリア一体を紹介しようと思います。
広大な公園に重要で価値ある建築や、歴史あるスタジアムがあるんです。
モンジュイックの丘公園

モンジュイックの丘はかつてバルセロナ万博やオリンピックが開かれた場所です。
当時の施設が今でも現役として残っており、特に復元されたバルセロナパビリオンはとても貴重なものになっています。
カタルーニャ美術館

カタルーニャ美術館はモンジュイックの丘の顔となる建築で、10世紀のアートが展示されています。
ガウディのデザインした家具も展示されていますよ。
マジカ噴水

マジカ噴水はバルセロナ万博に合わせて造られ、100年近くたった今でも現役として活躍しています。
無料の噴水ショーが有名で、特にライトアップされる夜景がおすすめです。
ミロ美術館

ミロ美術館は1975年にオープンし、ミロの作品がたくさん展示されています。
地下の展示室では様々なアーティストの現代アートも見ることができます。
モンジュイックタワー

モンジュイックタワーは1992年のオリンピックに合わせて建築された通信塔です。
そしてこの不思議なデザインの設計はもちろんこの人、サンティアゴ・カラトラバです。
説明不要ですね。
複雑な構造設計でつくられており、タワーは日時計として使えるように、傾斜が計算されているようです。
オリンピックスタジアム

オリンピックスタジアムは1929年のバルセロナ万博に合わせて建築され、1992年のバルセロナオリンピックのメイン会場としても使われました。
また僕が訪れた2009年3月の時点ではRCDエスパニョールの本拠地として使われていました。
そしてエスパニョールは2009年の夏から新スタジアムに移動しており、現在はカンプ・ノウを改修中のバルサが臨時の本拠地として利用しています。
バルセロナパビリオン

バルセロナ・パビリオンは1929年の万博でドイツ館として建設されました。
オリジナルは解体されていますが、1986年に復元され現在でも見学することができます。
一緒に設計されたバルセロナチェアも有名ですね!
設計

設計はドイツ出身の巨匠ミース・ファン・デル・ローエです。
近代建築の三大巨匠と言えば、コルビュジェ、ライト、ミースですね。
建築を学んだ人でミース・ファン・デル・ローエを知らない人はいないでしょう。
彼は数多くのモダニズム建築を生み出しており、シンプルな構造で装飾を減らし、素材自体を活かす建築を多く作っています。
代表作にファンズワース邸などがあります。
空間構成

空間構成はシンプルで、構造体としては十字型をした柱8本で屋根を支えています。
そして構造から独立した壁やガラスを用いて、空間を間仕切る仕組みになっています。
水盤

バルセロナ・パビリオンには水盤が建築の前後に設置されています。
片方は外部に開放されており風が抜け、もう片方は壁で囲われていて静かに眺めることができます。
オニキスの壁

建築の中心にオニキスという石材が設置されており、貴重な石材の為、復元の際この石材を探すのがとても大変だったようです。
十字の柱

十字の柱もしっかり復元されています。
素材は当時とは異なるようですが、この細さで屋根を支えているのは驚きです。
地震大国の日本では真似できないですね。
オリンピックスタジアムでエスパニョールを観戦

バルセロナオリンピックで使用されたのが、オリンピックスタジアムです。
ここでエスパニョールvsレアルマドリードの試合を観戦してきたので、当時の様子も少し紹介したいと思います。
バルセロナにあるサッカーチーム

バルセロナでサッカーと言えばFCバルセロナが有名ですが、実はバルセロナを本拠地とするプロサッカーチームはもう1つあるんです。
それがRCDエスパニョールというチームで過去に中村俊輔も所属していました。
初めての海外サッカー観戦

当時はエスパニョールvsレアルマドリードという好カードがあり、なんと意外にも当日券を購入することができました。
海外でサッカー観戦をするのは初めてだったので、チケット売場でまごまごしていたところ、エスパニョール側とレアル側どちらの席かいいか聞かれました。
せっかくなのでエスパニョール側が欲しいと伝えると、チケット売場のお兄さんは「いいね、君は素晴らしい日本人だ」と言われました。
チケット売場からすでに地元愛を感じる対応を受け、あっという間にエスパニョールが好きになってしまいました。
エスパニョールvsレアルマドリード

スタジアムでは地元の人々のエスパニョール愛を存分に感じました。
しかし、Jリーグのようにコールリーダーが音頭をとって応援するという文化はないようでした。
逆にわずかしか人数がいないアウェイ側のレアルマドリードはずーっと応援し続けていました。
銀河系軍団レアルマドリードは最強だった

そして結果は…やはりレアルマドリードの勝利で終わりました。
ロッペンがめちゃくちゃうまくて速い、そして途中出場のラサラ・ディアラが意外と足元がうまく中盤で輝いていたのが、印象的でしたね。
レアルに所属する選手はどのポジションでもみんな足元がうまいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は有名建築とサッカー観戦を合わせた記事になりました。
バルセロナを訪れる際は、是非万博とオリンピックの跡地も観光してみてください。
そして本場のサッカーを観戦するのも面白いですよ!
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