スタンドバイミーでマチュピチュに行く
皆さん、こんにちは!
世界一周トラベラーのGreenです。
今回はクスコからマチュピチュ村まで、ミニバンと徒歩でアクセスした時の情報です。
いわゆるスタンドバイミーコースですね。
当時の記事では詳細を書けなかったので、旅を終えてちょうど6年が経過した今、当時を振り返ってみようと思います。
クスコからマチュピチュまでの行き方
電車でアクセス
クスコからマチュピチュ遺跡を訪れる際は、まず遺跡近くのマチュピチュ村に行く必要があります。
マチュピチュ村まではいくつかアクセス手段がありますが、最も簡単で人気の手段が「電車でアクセス」する方法でしょう。
他の人のブログでたくさん紹介されているのでここでは割愛しますが、一応ペルー鉄道の公式HPのリンクを貼っておきます。
乗車料金:60~500USドル
所要時間:3時間半
ミニバンと徒歩でアクセス
最も安価な手段は水力発電所までミニバンで移動し、そこから徒歩でマチュピチュ村を目指す方法です。
こちらはスタンドバイミーのように線路に沿って約3時間かけて歩くので、それなりに疲れます。
また水力発電所までのミニバンは峠道を約7時間程走るので、時間に余裕がないと使えない手段になります。
ですが、とにかく楽しいし最高の思い出になります!
様々な国のバックパッカーが歩いているので、自然と友達もたくさんできますね。
乗車料金:30~40ソル(約1,000~1,400円) 所要時間:ミニバン7時間、徒歩2~3時間半
旅感が欲しければスタンドバイミーコース
値段が安い
スタンドバイミーする場合のメリット1つ目はとにかくお金がかからないことでしょう。
水力発電所まではミニバンで移動するので片道1,000円前後はかかりますが、徒歩の工程はもちろん無料です。
ミニバンのチケットは現地の旅行会社で購入するのが最も安いので、クスコの街中で何件か回ってみましょう。
スタンドバイミーが楽しい
もう1つのメリットは何と言ってもスタンドバイミー自体が楽しいことです!
僕はリマで知り合った旅仲間3人と一緒に歩きましたが、とにかく楽しかったです。
また1人で参加していても水力発電所までのミニバンで誰かしら旅人と一緒になるので、必然的に友達ができますね。
もちろん1人で静かにトレッキングするのもいいでしょう。
大自然の中に線路が敷かれているので、自分の時間をたくさんつくることができます。
徒歩の旅
そして僕の場合はとにかく歩く旅が好きなんです。
歩くのが好きすぎて、スペインの巡礼路カミーノ・デ・サンティアゴを、35日間、毎日8時間近く歩いてしまった旅人です。
自分の足で知らない土地に向かい、食事をして寝る。
ただそれだけで楽しくなってしまいます。
ということで歩く旅が好きな人には最高の時間になります!
実際にスタンドバイミーでマチュピチュへ
それでは実際の工程を紹介していきます。
タイムスケジュールは以下の感じです。
08:00 ミニバンでクスコ出発 13:00 ランチ休憩 15:00 水力発電所到着、徒歩開始 18:30 マチュピチュ村到着
ミニバンで水力発電所へ
早朝に旅行会社に集合して、様々な国の旅人を乗せたミニバンはクスコを出発します。
約10人を乗せたバンはグネグネと曲がる峠道を進んでいきます。
車酔いに弱い人は助手席や最後尾の席を確保した方がいいと思います。
途中トイレ休憩とランチ休憩を挟み、約7時間の移動をこなします。
スタンドバイミーをスタート
水力発電所に到着すると、多くのミニバンが集まっていました。
様々な旅行会社に連れてこられた旅人達が一路マチュピチュを目指して歩き始めます。
線路を脇の歩道を歩く人もいれば、線路上を歩いていく人もいます。
線路沿いの屋台
水力発電所駅(Estacion Peru Rail a Hidroelectrica)では線路沿いに屋台が並んでおり、雑貨や果物を買うことができます。
簡易的な食事処もありますが、僕は徒歩の行程中に腹痛になるリスクを避ける為、食べませんでした。
途中で列車が追い抜いていく
歩き始めてすぐに列車が通過しました。
だいぶゆっくり走っているので接触する可能性はほぼないです。
列車運行の邪魔にならないようにきちんと歩道にでて通過するのを待ちましょう。
絶景の中を歩く
スタンドバイミーの工程では以前の記事で紹介した、マチュピチュ山やワイナピチュ山の麓を回り込むように歩いていきます。
木々が生い茂る山に囲われ、横には川が流れています。
そんな中、鳥や虫の声を聴きながら歩いていきます。
そしていたるところからスタンドバイミーの曲が流れてきます。
どの国の人も皆スタンドバイミーが大好きですね!
鉄橋を渡る
約50分程歩くと鉄橋が現れました。
皆写真撮影の為、多くの時間をここで過ごします。
いろんな国から来た旅人同士で写真を撮りあい、線路を歩く楽しさを共有します。
この鉄橋には線路とは別に歩道も用意されていますが、皆線路上を歩いていきます。
ただし、枕木の間隔が意外と広く、足を踏み外すと川に落ちます…。
途中で歩道に渡ることができないので、万が一鉄橋の上の線路を歩いている時に列車がきたら、本当に映画のように走る必要がありそうです…。
トンネルの先には
その後も写真を撮ったり、休憩したり、ゆっくりと歩き、出発から2時間ちょっと過ぎた頃、トンネルがでてきました。
地元の子供たちが線路脇に座って遊んでおり、ついに旅人以外の人間を目にしました。
村が近くにあるという安心感で疲れも吹き飛びます!
ちなみにトンネル内で列車が来るとかなり危険なので、橋の時と同様に列車が来ないか十分な注意が必要です。
マチュピチュ村が見えてくる
トンネルを抜け10分も歩くと山間にいくつかの建築が見えてきます。
そう、ついにマチュピチュ村が見えてきました!
マチュピチュ村の駅に到着
そして水力発電所から歩くこと3時間半、マチュピチュ村に到着しました!
線路を歩いているので、電車と同じようにマチュピチュ村のホームに入線します。
帰りもスタンドバイミーでクスコへ
トンネルをくぐったらスタート
マチュピチュ村の様子はまた別の機会に紹介するとして、帰りの様子もまとめておきます。
行きは徒歩で、帰りは列車を使う旅人も結構いるようです。
しかし僕は世界一周中だったので、旅人の基本である節約を選んで、帰りも徒歩にしました。
早朝から歩きマチュピチュ村を後にします。
楽しい思い出をと共に
マチュピチュ遺跡を観光した後なので、大きな感動や思い出、そして筋肉痛と共に帰路につきます。
皆言葉少なく、少し寂しい雰囲気の中歩いて行きます。
それがまたセンチメンタルで最高の時間です。
敢えて寂しくなる曲を聞きながら皆、各々の歩を進めていきます。
雨の中クスコを目指す
マチュピチュやクスコは山の上なので、よく雨が降ります。
スペイン巡礼の旅でもありましたが、徒歩の旅での雨は中々こたえます。
ただその分休憩時間のあたたかいコーヒーと窓を打つ雨粒を眺める時間は最高ですよ!
水力発電所からクスコへ向かう途中で休憩
帰りのスタンドバイミーは写真撮影で立ち止まることもなく、約2時間半ほどで水力発電所に到着しました。
そこからは長いミニバンの旅ですが、ドライバー以外みんな爆睡ですね。
途中で立ち寄る休憩所では多くのミニバンが集り、旅人達も羽を伸ばしていました。
そして夜のクスコに到着です。
まとめ
いかがでしたでしょうか、クスコからマチュピチュ村までミニバンと徒歩で移動する、スタンドバイミーをまとめてみました。
日本では線路上を歩くことは難しいですが、ペルーだけでなく海外ならばそれが可能な場所がたくさんあります。
確実に安全とは言えないので、声を大にしておすすめはできませんが、最高の旅の思い出になることは間違いないです!
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