カミーノ6日目

本日の詳細
歩行距離:21.6km
所要時間:5時間
本日のアルベルゲ
名前:Abuela
金額:10ユーロ
WiFi:有
キッチン:無(電子レンジとお湯はもらえます)
その他:手洗いでの洗濯不可、洗濯機0.5ユーロ
本日のポイント
ワインのリフィール
本日の道の途中に
蛇口からワインが出てくるという
夢のような水道があるようです。
まだまだ途中なので、
飲み過ぎないように気を付けなくては…。
本日の感想

6:45
起床。
めちゃくちゃ寒い。
建物内なのに息が白い。
まるで僕が一人暮らしをしていた時の家のようだ。
それもそのはず。
気温は3度。
昼間は20度近くまで上がるのに…。
なにこの寒暖差。
ここは水星か!?
7:45
歩き始める。
今日は車の音と排気ガスの中歩き始める。

8:25
順調に丘を登っていると
たくさんの人が集まっている場所を発見。
そう、
こここそが、ワイン飲み放題の
魔法の蛇口である。
ワインを生産している蔵に直結しているので、
相当量のワインが余っているのだろう。
もちろん僕もいただいた。
さっそく蛇口をひねってみる。
すると…。
赤い液体がドバーッとでてくる。
一瞬ホラーチックにも感じたが、
ちゃんとしたワインが飲める。
味のほうは…。
かなり濃かった。
この時ばかりは皆歩くことを忘れ、
濃厚なワインで乾杯していた。
ほろ酔いになったところで、
再び歩き始める。
晴れているからか、
気のせいか今日は肩が軽い。
さすがに僕の両肩も
16kgに慣れてきたのか。
9:25
次の町に到着。
少し肩が痛くなってきたので、
しばし休憩。

10:00
また次の町に到着し、
念のために5分休憩。
丘の上にあるこじんまりした町で
美しかった。
小さなお店でリンゴを1つ購入し、
再び歩き始める。

途中たくさんのススキが咲いている道を通る。
両側からススキの擦れる音が聞こえてくる。
風流で美しい。
心が和む。
10:35
ここにきてようやく肩がヤバくなってきた。
死にそう…。
しかも途中の町から
今日の目標の町まで
12kmもの間で町が1つもない。
道のわきにベンチすらなく
休憩が全然できない。

11:20
すると小さな休憩スポットを発見。
すかさず荷を下ろし、
椅子に座りこむ。
しかし、特に何かを買うわけではないので、
気まずいため、
早々に立ち去る。
11:30
道端で休憩。
ベンチはないが、
細長い石があったので、
たまらず休憩。
そこからは気分が楽だった。
残り6kmを
歌を歌いながら歩いていく。
誰も日本語を理解する人がいない。
と言うよりも人がいない。
1人で大音量で歌いながら1時間以上歩き続けた。
途中自転車に乗った巡礼者が
過ぎ去っていったが、
皆ほほえましく笑っていたのは
気のせいだろう…。

12:45
本日の目的地に到着。
しかし、
今日の工程の後半で
大音量で歌っていたのは
とても気持ちがよかった。

真っ青な空の下で
丘の上を歩き
眼下に町を眺める。
両手を広げて
風を感じ
太陽を感じ
そして今日も僕は歌い歩く。
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