カミーノ23日目
本日の詳細
歩行距離:11.5km
所要時間:3時間25分
本日のアルベルゲ
名前:La Casa del Camino
金額:8ユーロ
WiFi:有
キッチン:無
本日の感想
レオンを抜けて
さて、22日目はレオンで1日休みをとった。
足の痛みも引いているが、
つぶれた豆はまだ固まりきっていないので、
今日は短い距離だけ
試しに歩くことにした。
8.0km
2時間
余裕の工程にしたので、
昼前に出発することにした。
8:00
起床。
昨日自炊したパスタと
コーヒーで優雅な朝を迎える。
宿は4階にあり、
窓からは
旧市街のメイン通りを
見下ろすことができる。
朝の通勤ラッシュとでも言おうか、
多くの人が朝から行きかっている。
しかし、
日本のそれとはわけが違う。
足早に歩く人々を見ていると、
コーヒーの湯気が
窓を曇らせていく。
外は寒いようだ。
11:00
今日はいつもよりも
3時間以上遅くスタート。
レオンの街並みや
公園
川
またその周辺に集まる人々
1つ1つ丁寧に見ながら街を歩く。
途中またしても地面に埋まる家々を発見。
緑に包まれていてかっこいい。
問題発生!!
13:20
今日の目的地の小さな町に着いた。
早速アルベルゲを訪れると
なんと
閉まっているではないか…。
12時から開くと張り紙があるが、
すでに13時半。
周りの人に聞いても誰もわからない。
しかたなく電話をしてみると、
ドアを1枚挟んで
目の前の受付の電話が鳴るだけ…。
しょうがないので、
他のアルベルゲを探そうと
ガイドブックを取り出す。
しかし
この町にはアルベルゲはここだけ。
しかもガイドブックにも
今の時期はこのアルベルゲは
開いていると書いてあるのに…。
ここで打てる手は3つ。
1. 13kmを3時間かけさらに歩き次の町へ。
2. 8kmを2時間かけ戻りレオンに帰る。
3. 40ユーロ払ってこの町のホテルに泊まる。
僕の足は状態はそこそこ。
戻るという後ろ向きな手段はとりたくない。
そしてお金もない。
必然的に先に進むことになった。
しかし、
今日はほとんど歩かない予定だったので
スタートが遅い。
到着が17時を回ってしまう。
つまり暑い午後の日差しの中歩く。
さらにその時間からシャワー、洗濯、自炊、はだるい。
足も完全回復してはいない。
とてもやる気はしないが、
進むことにした。
きっとカミーノの神様が
「2時間しか歩かない予定?」
「自分たるんでるんちゃうん?」
「ちゃんと歩けや」
と言っている気がしたから、
頑張ることにした。
高速道路を歩く!?
さて長い道のりの前に
まずは高速道路が立体交差する
ジャンクションを越えなければならない。
矢印にそっていつも通り進むと。
なんと
高速道路の側道を指している。
え。
自動車専用道路じゃないの?
歩いていいのそこ?
ガードレールあるけど
うっかり車が突っ込んできたら即死じゃん。
まぁそれは普通の道でも突っ込んできたら
おしまいだけど…。
…。
…。
ということで、
高速道路を歩く。
しかし、
高速を降りる為の分岐の道と
高速に乗る為の分岐の道は
どう考えても横切るしかない…。
そんなバカな…。
途中から矢印も見かけないし…。
最初にみた矢印を信じて
その道を横切ることにした。
幸い車が少ない道なので
余裕だったが、
これが夜ならば死人がでるだろう。
そしてきっと
もう少しましな道があったはずだ。
とにかく途中から矢印がなくなり、
誰かに
「高速歩いてるやつがいる」
と通報されるのも怖いので、
そそくさと
ジャンクションを超えて
普通の道に辿り着いた。
教科書は人生のすべてではない
14:25
途中の村に到着。
しかしなんと、
ガイドブックには
レストランしかない小さな村
と書かれていたのに、
アルベルゲの看板があるではないか!
早速飛び込んで、
今日の寝床を確保した。
どうやら先月オープンしたばかりの
アルベルゲらしく、
どんなガイドブックにも乗っていないようだ。
ガイドブックに頼っていた自分が恥ずかしい。
本来旅はこういうもののはずだ。
行きたいとこへ行って
宿があればそこで泊まる。
ガイドブックも
ネットの情報も
なにも必要ないのだ。
ヨーロッパに来てから
効率よく安く旅をするために
調べることが必須になっていた。
しかし、
それでは本当の旅はできない。
改めて実感させられた。
ということで
今日は足を温存し
体を休めることができた。
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