ル・コルビュジエの傑作ラ・トゥーレット修道院へ

15ヵ国目 フランス

ラ・トゥーレット修道院

今回は

ル・コルビュジエの作品2つ目。

これまた傑作の

ラ・トゥーレット修道院を紹介します。

ラ・トゥーレット修道院について

これは

ル・コルビュジエ

によって設計された修道院で、

フランスのリヨン郊外にあります。

自由な曲線を多用した

ロンシャンの礼拝堂とは対照的に

水平垂直をはっきりとさせた

つくりになっています。

また、内部見学だけでなく、

宿泊もできる施設になっています。

内部見学はツアーのみ

はじめに大事な情報を…。

この修道院の内部見学は

ツアーでしかできません。

しかも日程がかなり限られています。

6/1~8/31

月~土

10:00~

14:30~

16:00~

14:30~

16:00~

9/1~5/12

月~土

見学不可

14:30~

16:00~

5/13~3/30

月~金

見学不可

14:30~

14:00~

14:45~

直前にその情報を得た僕は

日程の関係上そのまま訪れて

外部見学のみにしました。

ちなみに意外と来訪者が多く

皆、中を見学できないことに

落胆している様子でした。

ちなみに公式ホームページを

見ていて気が付いたのですが、

この修道院自体に

宿泊することもできるようです。

コルビュジエの建築に

泊まれるなんて最高ですね。

修道院外部を見学

さて、外部のみの見学になりますが、

外からでも十分コルビュジエ建築を

満喫することができます。

それでは僕の

独断と偏見で

見ていきましょう。

連続水平窓

コルビュジエの提唱していた

近代建築の五原則の一つ、

連続水平窓。

これを確認することができます。

おそらく廊下部分にあたるのでしょうが、

どのように光が入ってくるのでしょう。

残念ながら内部に入ることはで

できなかったので、

想像することしかできません。

きっと照明がなくとも

明るい空間を作り出しているはずです。

ピロティ

これまた近代建築の五原則の一つ、

ピロティです。

しかし、この建築ではこの空間を

うまく活かしていないように感じました。

ただの土の空間が広がるばかりで

配管が通っていたり

設備点検などの裏方として

存在しているようです。

しかし、このピロティにより

建物が持ち上がっていることで

中庭まで風が通り

気持ちがよかったです。

中庭

中庭部分まで入ることができます。

外観からでもスロープがあるのがわかります。

コルビュジエ建築でよく見かけるスロープ。

彼は

階段はフロアを分けるものだが、

スロープはフロアを繋ぐもの。

と考えていたようです。

うねる目地

外壁の一部に

グネグネと曲がったひびが入っています。

通常コンクリート壁は

気温の変化や乾燥により

膨張収縮します。

したがってひび割れ誘発目地

と言うものを設けますが

おそらくこのひびは

その役割を担っているのでしょう。

単純なまっすぐなものではなく、

わざわざ曲げている。

誰も見ないであろう

こんなところまで

設計していたのでしょうか。

この建物には様々な工夫が施されています。

僕のイメージでは

不思議な装置がたくさん付属していて、

ただの箱である建築が

デコレーションされている感じです。

まずは建物の一番上についている鐘。

四角い建物にポコッとくっついているので

遠方から見ると

かなり目立っていて

いいアクセントになっていました

光を取り込む装置

外周や中庭に不思議な装置が付いています。

おそらく光を取り込むためのものでしょう。

どのように光が落ちているのか、

これも内部から見学したかったですね。

窓に付属する装置

外壁に見慣れない不思議なものが付いていました。

おそらく…

目隠しでしょうか。

いや、ド田舎なので

周りに建物もなく誰ものぞき込めません。

ということは…

これも光に関係する装置でしょうか。

角度が付いていることから、

光を反射させて内部空間に導く

働きをしている気がします。

まとめ

いかがだったでしょうか。

この記事を読み、

ル・コルビュジエについて

建築について

少しでも興味を持つ人が

増えることを願っています。

また、ほとんど僕の個人的な感想なので

この修道院に興味がある方は

是非ちゃんとした解説書を

読むことをおすすめします。

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