ラ・トゥーレット修道院
![](https://greenation.xyz/wp-content/uploads/2017/05/DSC_6169-1024x683.jpg)
今回は
ル・コルビュジエの作品2つ目。
これまた傑作の
ラ・トゥーレット修道院を紹介します。
ラ・トゥーレット修道院について
![](https://greenation.xyz/wp-content/uploads/2017/05/DSC_6148-1024x683.jpg)
これは
ル・コルビュジエ
によって設計された修道院で、
フランスのリヨン郊外にあります。
自由な曲線を多用した
ロンシャンの礼拝堂とは対照的に
水平垂直をはっきりとさせた
つくりになっています。
また、内部見学だけでなく、
宿泊もできる施設になっています。
内部見学はツアーのみ
はじめに大事な情報を…。
この修道院の内部見学は
ツアーでしかできません。
しかも日程がかなり限られています。
6/1~8/31
月~土
10:00~
14:30~
16:00~
日
14:30~
16:00~
9/1~5/12
月~土
見学不可
日
14:30~
16:00~
5/13~3/30
月~金
見学不可
土
14:30~
日
14:00~
14:45~
直前にその情報を得た僕は
日程の関係上そのまま訪れて
外部見学のみにしました。
ちなみに意外と来訪者が多く
皆、中を見学できないことに
落胆している様子でした。
ちなみに公式ホームページを
見ていて気が付いたのですが、
この修道院自体に
宿泊することもできるようです。
コルビュジエの建築に
泊まれるなんて最高ですね。
修道院外部を見学
さて、外部のみの見学になりますが、
外からでも十分コルビュジエ建築を
満喫することができます。
それでは僕の
独断と偏見で
見ていきましょう。
連続水平窓
![](https://greenation.xyz/wp-content/uploads/2017/05/DSC_6147-1024x683.jpg)
コルビュジエの提唱していた
近代建築の五原則の一つ、
連続水平窓。
これを確認することができます。
おそらく廊下部分にあたるのでしょうが、
どのように光が入ってくるのでしょう。
残念ながら内部に入ることはで
できなかったので、
想像することしかできません。
きっと照明がなくとも
明るい空間を作り出しているはずです。
ピロティ
![](https://greenation.xyz/wp-content/uploads/2017/05/DSC_6161-1024x683.jpg)
これまた近代建築の五原則の一つ、
ピロティです。
しかし、この建築ではこの空間を
うまく活かしていないように感じました。
ただの土の空間が広がるばかりで
配管が通っていたり
設備点検などの裏方として
存在しているようです。
しかし、このピロティにより
建物が持ち上がっていることで
中庭まで風が通り
気持ちがよかったです。
中庭
![](https://greenation.xyz/wp-content/uploads/2017/05/DSC_6150-1024x683.jpg)
中庭部分まで入ることができます。
外観からでもスロープがあるのがわかります。
コルビュジエ建築でよく見かけるスロープ。
彼は
階段はフロアを分けるものだが、
スロープはフロアを繋ぐもの。
と考えていたようです。
うねる目地
![](https://greenation.xyz/wp-content/uploads/2017/05/DSC_6167-683x1024.jpg)
外壁の一部に
グネグネと曲がったひびが入っています。
通常コンクリート壁は
気温の変化や乾燥により
膨張収縮します。
したがってひび割れ誘発目地
と言うものを設けますが
おそらくこのひびは
その役割を担っているのでしょう。
単純なまっすぐなものではなく、
わざわざ曲げている。
誰も見ないであろう
こんなところまで
設計していたのでしょうか。
鐘
![](https://greenation.xyz/wp-content/uploads/2017/05/DSC_6140-1024x683.jpg)
この建物には様々な工夫が施されています。
僕のイメージでは
不思議な装置がたくさん付属していて、
ただの箱である建築が
デコレーションされている感じです。
まずは建物の一番上についている鐘。
四角い建物にポコッとくっついているので
遠方から見ると
かなり目立っていて
いいアクセントになっていました
光を取り込む装置
![](https://greenation.xyz/wp-content/uploads/2017/05/DSC_6139-1024x683.jpg)
外周や中庭に不思議な装置が付いています。
おそらく光を取り込むためのものでしょう。
どのように光が落ちているのか、
これも内部から見学したかったですね。
窓に付属する装置
![](https://greenation.xyz/wp-content/uploads/2017/05/DSC_6155-1024x683.jpg)
外壁に見慣れない不思議なものが付いていました。
おそらく…
目隠しでしょうか。
いや、ド田舎なので
周りに建物もなく誰ものぞき込めません。
ということは…
これも光に関係する装置でしょうか。
角度が付いていることから、
光を反射させて内部空間に導く
働きをしている気がします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事を読み、
ル・コルビュジエについて
建築について
少しでも興味を持つ人が
増えることを願っています。
また、ほとんど僕の個人的な感想なので
この修道院に興味がある方は
是非ちゃんとした解説書を
読むことをおすすめします。
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