香港の高層ビルと人口密度【ペンシルビル】
皆さんこんにちは!
世界一周トラベラーのGreenです。
今回も引き続き香港編です。
現代建築である高層ビルについて、人口密度問題なども踏まえながら紹介していこうと思います。
香港の人口密度
香港は人口密度の高い国として有名です。
マカオ
モナコ
シンガポール
についで4番目の人口密度ですが、大半の人が中心地に住んでいるので、実質世界一の人口密度と言っても過言ではないでしょう。
約1,100平方メートルの土地に700万人以上が住んでいます。
ペンシルビル
都市部に人が集まるので、必然的に土地が足りなくなります。
その解決策として、上へ上へと空間を求める街になりました。
その為にとても細長い、いわゆるペンシルビルがたくさん建築されました。
日本よりも細長いビルが多く、とても興味深い街になっています。
公共交通機関
空間が足りないのは建築だけではありません。
大量の人々が狭い道を移動することになるので、路面電車やバスも2階建てになっているんです。
両側に迫る高層ビルを縫うように走る路面電車は、乗っているだけでも楽しめるので、1つのアトラクションのようです。
運動場
街の中心にはビルだけではなく運動場もあるんです。
修頓球場と呼ばれるこの運動場は小さいですが、サッカーやバスケのゴールが設置されています。
子供から大人まで体を動かすことができる貴重な運動場ですね。
土地が狭い中でもしっかりと健康まで考えられているようです。
有名建築家による高層ビル
さて、香港がいかに人口密度が高く、上空に空間を求めた街づくりになっているかが伝わったでしょうか。
ここからはその上空を有効活用した高層ビルの中で、有名建築家によって設計されたものを紹介していこうと思います。
香港上海銀行・香港本店ビル【ノーマン・フォスター】
ノーマン・フォスター
まず最初はイギリス人建築家ノーマン・フォスターによる香港上海銀行・香港本店ビルです。
ノーマン・フォスターはあまりにも有名な建築家で、とても多くの建築を手掛けています。
最近ではアップルの新社屋を手掛けたことでも有名ですね。
僕のブログでは大英博物館のグレートコートを紹介しています。
香港上海銀行・香港本店ビル
香港上海銀行・香港本店ビルは1985年に竣工した建築ですが、当時の最先端技術が使われており、現在でも色あせない建築です。
外観も特徴的な釣り構造を利用した建築で、高層ビルとしてはめずらしです。
1階部分は解放されており、エスカレーターでビルのお腹から侵入していく構造になっています。
内部には開放的な吹き抜けやしっかりとした構造体が見え、近未来のような世界が広がっています。
中国銀行タワー【イオ・ミン・ペイ】
イオ・ミン・ペイ
イオ・ミン・ペイは中国系アメリカ人の建築家で多くの傑作を残しています。
特にルーブル美術館のガラスのピラミッドを設計したことで有名ですね。
最近亡くなってしまいましたが、102歳という長寿でした。
中国銀行タワー
中国銀行タワーは1990年に竣工した高層ビルです。
そのデザインが特徴的で、香港を代表するランドマークになっています。
リッポーセンター【ポール・ルドルフ】
ポール・ルドルフ
ポール・ルドルフはアメリカ人の建築家です。
建築系の学校出身の人ならば知らない人いないでしょう。
リッポーセンター
リッポーセンターは1998年に竣工しているので、比較的新しい高層ビルですね。
そしてなんといってもこの奇抜なデザインが目を引きます。
国際金融中心【シーザー・ペリ】
シーザー・ペリ
シーザー・ペリもとても有名で、アルゼンチン人の建築家です。
最近亡くなってしまいましたが、日本ではあべのハルカスを手掛けてくれました。
僕のブログでも紹介していますが、マレーシアを代表する建築、ペトロナスツインタワーも彼の設計でした。
国際金融中心
国際金融中心は2003年に竣工した新しい高層ビルです。
高さ415メートルもあり、香港で2番目に高い建築となっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は香港の高層ビルについてまとめてみました。
香港を訪れる際は、大小たくさんのビルを見上げてみましょう。
コメント