カオスな迷宮!チョンキンマンションに宿泊【重慶大厦】

香港

九龍城砦の雰囲気がある重慶大厦

皆さんこんにちは!
世界一周トラベラーのGreenです。
今回からはマカオに引き続き香港を紹介します。

まずは初見ではなかなか入りにくい、魔窟のような建築、重慶大厦(チョンキンマンション)をまとめていきます。

重慶大厦(チョンキンマンション)とは?

重慶大厦(チョンキンマンション)は香港の中心通り、ネイザンロードに面する複合施設です。
このビルは16~17階建の建築5棟からなっており、それらすべてがチョンキンマンションと呼ばれています。

物価の高い香港ですが、チョンキンマンションには格安のゲストハウスがたくさん入っているので、世界中からバックパッカーが集まってきます。

チョンキンマンションネイザンロードは旅人の間ではとても有名で、沢木耕太郎の小説、深夜特急にも出てきますよ!

複雑な空間構成

チョンキンマンションが魅力的なのは、

ダンジョンのような複雑な空間構成

と、

香港とは思えないほど入り混じった文化

の魅力的な店舗がたくさんあるためだと思います。

それぞれの棟は1階だけで繋がっており、上の階では基本的に行き来ができません。
空間が複雑に作られているため、まるで迷路のような建築になっています。

混在する文化

両替屋、民族衣装屋、雑貨屋、携帯電話屋、クリーニング屋、インドレストラン、アフリカレストラン、中東レストラン。
店の種類も、文化ミックスされており、今では小奇麗なショッピングモールまで入っています。

もちろん文化が混じっているので、香港人だけではなく、中東アフリカの人々がたくさんいます。
というよりは、中東やアフリカの人がメインですね…。

このカオスな状態がとても興味深く、これこそチョンキンマンションの魅力であり、九龍城砦の面影を感じ取れる一面だと思います。

九龍城砦とは?

前回のマカオの記事でも触れましたが、九龍城砦について簡単に紹介しておきます。

九龍城砦は「きゅうりゅうじょうさい」「クーロンじょう」と呼ばれる、巨大なスラム地区で、1994年に取り壊されるまで香港の九龍地区に存在していました。

既存の建築に、長い年月をかけ増築を重ねた結果、巨大迷路のような1つの建築物になってしまったものが九龍城砦です。

もちろん法律が適用されない、まさにスラムの世界で、犯罪者がたくさん住んでいたようです。

建築基準法の制限

日本をはじめ世界では建築を作るときに、法律によって様々な制限があります。
採光換気構造も重要ですからね。

しかしそれらの縛り(法律)を無くすとどうなるのか…。

自由によって生まれた建築

住人が住みやすいように…。
自由気ままにDIYを繰り返す…。
子供の頃に作った秘密基地のように…。

すると、
見たことのない空間が作られていく。

その結果、
危険不衛生ではあるが、ある意味魅力的な空間が作られます。

そんな人間の自由な意思によってつくられた建築九龍城砦だと思います。

ということで、詳細はご自身で検索してみてください。
秘密基地の魅力満点ですよ!

重慶大厦を探索

正面の情報量

それではチョンキンマンションの中を探索していきましょう。
チョンキンマンションへはネイザンロードから入ることができます。

通りに面した正面には大量の看板が設置されており、どこを見ればよいかわからないほどの情報量になっています。

汚い雑居ビル

その看板達から目線を上に向けると、古びた雑居ビルエアコンの室外機がたくさん見えます。
一般の人ならばこんな汚いビルには入りたくないと思うでしょう。

しかし、僕のような建築や廃墟マニアにはたまらないビジュアルです!

内部の店舗

中に入ってみると各棟のエレベーターホール店舗がぎっしりと詰まっています。
大量の看板と様々な人種が行きかいます。

工事中の店

縦横に多くの通路が交わっており、本当に迷路のようになっています。
工事中の店や、むき出しの天井がいい味をだしていますね。

ハラル料理

いろんな国のレストランがあり、チョンキンマンションだけで世界の縮図のような雰囲気になっています。

雑貨屋さん

シャンプーなどの日用品が売っている店もあるので、チョンキンマンションに宿泊する人にも便利ですね。

非常口

ぐるぐると彷徨っていると非常口に着きました。
どうやらここから別の棟への接続部分に出られそうです。

非常用階段

非常用の階段は至って普通な感じです。
少し老朽化しており、ガラスにひびが入っているくらいですね。

棟と棟の間

基本的には1階だけで隣の棟に移動できますが、非常口を抜けると、上の階でも渡り廊下で各棟に繋がっていました。

狭い空

棟の間を見上げると狭い空が見えます。
自然光から遠い建築はやはり窮屈ですね…。

重慶大厦のゲストハウス

僕が宿泊したゲストハウスは、チョンキンマンションの外観から想像するよりは綺麗でした。

ブラウン管テレビがあり、
エアコンは直接壁に埋め込むタイプ

シャワーはトイレとセットになっている為、シャワーを浴びる度に便座が濡れるので、トイレットペーペーも気にしなければなりません。

しかし、見た目が綺麗でもここはチョンキンマンションです。
やはりゴキブリを見かける回数が多くなります。

廊下でゴキブリが死んでいました…
蹴とばしたら、うっかり扉と床の隙間から隣の部屋へ、ひゅーん…。
見なかったとこにしよう…。

重慶大厦を建築として分析

光井戸

チョンキンマンションは高さ方向だけでなく、縦横の平面方向にも巨大な建築になっています。
普通に考えれば、この規模の建築だと、内部は薄暗くなってしまいます。

しかし、それを解消するアイデアとして「光井戸」が取り入れられています。
光井戸は文字の通り自然光を内部に取り入れる為に井戸のように何もない空洞をつくることで成り立ちます。

伝統的な日本の長屋などで坪庭をつくっているのと同じような考え方ですね!

しかし、せっかくのアイデアもここチョンキンマンションでは、ただのゴミ溜めになっています…。
確かに光が落ちてきますが、ゴミや汚れのせいで、見た目も匂いも最悪です…。

避難通路

上の写真は僕の宿泊していた棟のフロアマップです。
ポコポコと光井戸ようの空間があるのがわかりますね。

ただよく見てみて下さい!
エレベーターや非常用階段はビルの中心にあります。
各テナント(色が付いているエリア)の入口で火事が発生したらどうなるでしょう…。

エレベーターにも非常用階段にも行くことができず死にますね…。
日本ならばバルコニーはしご車がアクセスする窓がありますが、このチョンキンマンションは正面以外に消防車が横付けできません…。

つまり…。
死にますね。

もしかしたらそれぞれの光井戸から下に降りられるのか?
逆に下で火事が起きたら、この光井戸から火の手が来るが…。

チョンキンマンションに宿泊する際は、あまり深くは考えないようにしましょう…。

配線や配管

チョンキンマンションでは様々なところでむき出しの配線や配管を目にします。
整理されていないので、見た目が汚いだけではなく、メンテナンスも難しいでしょう。

うっかり隣の配線を工事してしまう、など起きないのでしょうか。
まぁその辺は考慮されていないんでしょう…。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回はカオスな複合施設、チョンキンマンションを紹介しました。

チョンキンマンションでは気軽に非日常を感じることができるので、香港を訪れる際は是非足を運んでみてください!

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