水の都ヴェネチア
スロベニアからバスに乗り
運河と路地が交わるまち
イタリアのヴェネチアにやってきました。
僕が学生時代に初めて訪れた海外の国です。
10年ぶりにイタリアを噛みしめます。
今までの他のまちとは
雰囲気の異なるヴェネチア。
街歩きにもいっそう気合が入ります。
路地と水路
このまちは路地と水路で構成されており
徒歩もしくは船の移動が基本です。
水路に掛けられる橋は
ほとんど太鼓橋のような形なので
階段の上り下りが多くなります。
まちの外れまで行けば
自動車に鉄道、トラムも乗り入れています。
警察
船がメインの移動手段なので、
警察もボートで出動します。
そしてさすがに緊急車両なので
激しいサイレンと共に
すごいスピードで走り抜けます。
ボートが通った後は
激しい波が起きていました。
立体的な空間利用
水路の空間は移動だけに
使われるわけではありません。
洗濯物を干すスペースとしても活用されます。
空間を上手に使えていて
効率がいいですね。
うっかり落としたら
悲しいことになりますが…。
水路というインフラ
水路に面している建物の壁には
ゴンドラの標識も見かけます。
おそらくゴンドラ通過可能という意味でしょう。
ゴンドラが通るルートに貼られていました。
つまり船頭さんでも
道…いや、
水路に迷うことがあるのかもしれません。
ゴンドラ
水路上にたくさんの観光用ゴンドラを
見かけることができます。
僕は今回はゴンドラに乗っていませんが、
路地を歩いていても
船頭さんの歌声が聞こえてきます。
サンタ~ル~チィア~
サンタ~ル~チィア~
カナルグランデ
細かい水路は
まちの中心を流れる
大きな運河
カナルグランデに繋がります。
ここは交通の拠点で
多くの船がひっきりなしに行きかいます。
あまりの交通量の多さに
4隻の船が同時にすれ違っていました。
杭と浅瀬
カナルグランデは海に繋がります。
ヴェネチアの海には
浅瀬がたくさんあり
船が座礁しないように
木の杭が立っています。
昔は他国が攻めてきたときに
この杭を抜いて
敵の船を座礁させるという
作戦をとっていたようです。
扉
続いて気になったものは扉です。
メインの移動手段が船なので、
建物の勝手口も水路に面しています。
また、地上の玄関扉も工夫されています。
ヴェネチアではアクア・アルタという
高潮現象が稀に起きるようです。
まち全体が水没してしまうそうで
昔ニュースにもなっていましたね。
その対策として玄関扉の下の方にだけ
板を設置できるようになっていました。
井戸
意外かもしれませんが、
ヴェネチアの広場には
井戸があります。
水の都と言えども
海水は飲むことができないので
昔は井戸を使っていたようです。
しかもヴェネチアは水上都市
地下水をくみ上げることは難しい。
そこでこの井戸では
雨水を溜め、
ろ過して使っていたようです。
照明
夜になると幻想的なまちが現れます。
基本的に街灯が多くないので
店の明かりが目につきやすく
いい雰囲気をつくります。
また、運河に反射する光が
とても美しいです。
まとめ
今回はヴェネチア散策の内容でした。
次回はヴェネチアの観光名所を
紹介しようと思います。
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