カミーノ1日目
※2022/12/10 記事下部に動画追加
本日の詳細
歩行距離:24.0km
所要時間:7時間30分
本日のアルベルゲ
金額:12ユーロ
WiFi:あり(遅い)
キッチン:あり
本日のポイント
2通りの道
サン・ジャン・ピエ・ド・ポー
(Saint-Jean-Pied-de-Port)
から
ロンセスバーリェスまでは
(Roncesvalles)
ルートが2つあります。
山岳路(ナポレオンルート)
昔ナポレオンが通った道として
ナポレオンルートと呼ばれています。
標高1400mまで登る中々ハードな道のようです。
しかし冬季の間は雪が積もっており
閉鎖されていたため、
僕の場合は選択肢がありませんでした。
国道沿いの道
こちらは途中までは国道沿いなので
アスファルト上を歩きます。
しかし途中からは山岳路となり、
標高1000mまで登ることになります。
ちなみにこちらのほうが標高が低い分楽に見えますが、
途中から一気に登るので
勾配がきついようです。
ピレネー山脈越え
山道をひたすら上ることになるので
とてもハードです。
しかし、その分景色もいいはず。
本日の感想
6:00
目を覚まし、
朝ごはんと身支度を整えます。
7:00
宿を出発する。
3月末の早朝のフランスは
真っ暗ですね。
町中で開いているのは
パン屋ぐらいですね…。
小鳥のさえずりを聞きながら
歩き出す。
息は白い。
しかし、
10分程歩くともう汗ばんでくる。
広い草原の中、
遠くに家々を見ながら歩く。
歩き始めて30分程で日の出を迎える。
冬のフランスの田舎町は美しく輝く。
家畜のにおいが少々強烈だが
気にならないほどの光景。
途中で何人かの巡礼者を追い抜いた。
アジア人はほとんどいない。
韓国人のおじさんやおばさんがたまにいるくらい。
基本はヨーロピアンの若者。
そして意外にも老人がたくさん歩いていた。
9:00
小休憩。
左足のかかとと、
小指の付け根に若干の違和感を覚える。
10:00
小休憩。
依然体調は万全。
途中白い粉が舞っているエリアに来た。
朝日に照らされ
まるで雪みたいな美しさ。
キラキラ輝いているので、
蛍のようにも見える。
しかし、
よく見ると
それは綿毛でした。
種を1つ抱え
空に舞っていく。
未来に命を繋げるために。
大変美しく感動的な世界でした。
11:00
小休憩。
左肩が完全に痛む。
それもそのはず僕のバッグは
おそらくどの巡礼者よりも重い。
(旅の道具11kg)
+
(カメラとパソコン3.5kg)
+
(水1.5kg)
合計16kg。
電化製品のせいで重たい…。
足の疲れはそれほどでもない。
音楽を聴きながらごまかしつつ歩く。
12:00
30分程休憩。
持ってきたバゲットに
サラミ、チーズ、レタスを挟んで
サンドイッチを作り食べる。
美しい森の中でランチタイム。
ここまでは完璧だった。
ここまでは…。
ここから地獄の山登り。
途中木が倒れていて道をふさいでいた。
荷物を背負ったまま
アスレチックのようにそれを乗り越え、
ひたすら上る。
老人が手押し車を押しながら
横断歩道を渡るスピードよりも
ゆっくり上る。
傾斜がきつすぎてそれ以上スピードを出せない。
そして肩が爆発寸前。
13:10
小休憩。
これ以上は本当に肩がもたない。
13:55
山頂に到着。
もちろん休憩。
山頂のモニュメントを観に行く余裕すらない。
ここからは下りなので幾分楽になる。
14:30
ロンセスバーリェス到着。
疲労困憊動けない…。
けど軽く街を散策。
この町はとても小さい。
レストランが2件。
スーパーなどはない。
物は買えないので、
宿の自販機頼み。
宿は4つ。
そして教会。
だいたいこんなもんです。
小さな小さな田舎町に
多くの巡礼者が
休息を求めてやってくる。
…。
疲れた…と言うよりは痛い。
左肩だけ痛い。
荷物は均等に詰めているので、
おそら僕の歩き方がまずいのでしょう。
重心が偏ってしまっている。
さて、
明日に向けて今日も早めの就寝。
Saint-Jean-Pied-de-Port~Roncesvallesの動画
2017年当時に歩いた、カミーノ・デ・サンティアゴの記録をスライドショーにまとめたので、追加で投稿します。
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