ベリーズ経由カンクン行き
大西洋の果てに
ベリーズに到着しました。
街の雰囲気は貧しい国を少し感じさせます。
薄汚れた廃墟感の伝わる町ですが、
グアテマラに比べて物価は高くなりました。
バス停周りは人がたくさんいますが、少し離れるとほとんどいません。
裸足で自転車に乗って遊んでいる無垢な子供たちを見かけました。
そんな無垢な子供たちですが、外人である僕を見つけるやいなや、
やはりちゃんと催促してきます。
1ドルおくれと。
それを満面の笑みで拒否した僕は海に向かいました。
目の前には広い広い大西洋が広がっています。
この先に僕の憧れるヨーロッパがあるんです。
歴史や文化、美しい街並みのヨーロッパ。
今すぐにでも行きたくてたまりません。
旅へのモチベーションを上げたところでバスチケット購入場所に向かいます。
ベリーズのバス停
さて、今回はベリーズには宿泊せずその日の深夜バスでメキシコのカンクンを目指します。
バスについて…。
話は戻りますが僕を乗せたバスはフェリーセンターに到着しました。
グアテマラからの国境超えのバスは直接バスセンターには到着しないようです。
しかし、案ずるなかれ。
バスのチケットはフェリーセンターをでて左に向かい、
川を超える手前の建物内部(ここもフェリー乗り場)で販売されていました。
事前にほかの旅人のブログを見ていましたが、
細かな場所を書いてくれているものは見つけられませんでした…。
ちなみにここで払うのは国境までの料金です。
バス自体は国境を越えても同じものに乗りますが、
メキシコに入国後すぐにバス会社前に停車するので、
そこで残りの分を払うことになります。
チケットを購入後そこから15分ほど北西に歩いたところにある
バスステーションに向かいました。
建物はボロボロで周辺も汚く治安の悪さを感じさせます。
この辺りでは有名で高級な部類にあたるADOバスに乗ることにしました。
星空の国境を超えて
軽い夕飯を済ませてバスに乗り込みました。
小さいバス停なので迷うことはなかったです。
ちなみにここではアジア人をほとんど見かけませんでした…。
というより旅人をほとんど見ません。
地元の人ばかりです。
したがって、僕をの乗せたADOバスはガラガラな状態でメキシコ国境を目指します。
何時間たっただろうか。
気づくとバスは国境に止まり、乗客が降り始めています。
バスを降りると真っ暗な空の下に建物があります。
ほとんど街灯がないため暗いのです。
つまり、
満点の星空の下に国境があるのです。
とてもきれいでした。
たくさんの星を眺めながら国境を越えます。
しかし、中々厳しい現実も待っていました。
そう、
出国税 です。
本当にこのシステムは面倒くさいですね。
出国税の金額がいくらなのか不明なため、
僕としてもベリーズドルをいくら残すべきかがわからないのです。
まったくバスの料金に含めてほしいなぁ。
ということで肝心な出国税は 15USドル でした。
20ドルとか30ドルとかいろんな噂がありましたが。
2016年12月現在は15ドルでよいみたいです。
無事出国した僕は、
満点の星空の中、
カンクンを目指して、
バスに乗り込みます。
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