リトアニアの建築のレベル

33ヵ国目 リトアニア

ヨーロッパの建築技術の実態

さて、前回はヴィリニュスの街を紹介したので、

今回は建築のより細かい

ディテールに注目してみようと思います。

ちなみにこの写真はヴィリニュスの新市街です。

高層ビルが数えるほどしかありませんが、

首都の大都会です。

西ヨーロッパとは一味違う宿

まずは僕が宿泊した宿の建物を紹介します。

いつも通り10ユーロ以下の

安宿を予約しましたが、

建物も綺麗でWiFiも早く

共用エリアはダンスパーティーでもやるのか、

と思えるほど広々していて、

最高の宿でした。

ただここの宿では旅行者ではなく

住んでいる人が多く

そのほとんどがロシア系の人でした。

ここにきて初めてロシア人と話す機会を得ました。

実際にはロシア語を話せないので

身振り手振りでやり取りをしますが、

僕がパスタを作っていると

「そんなんじゃ野菜も肉もたりねぇ」

「だから日本人は細いんだ」

という雰囲気をだしながら

チキンとサラダを分けてくれました。

しかも別なロシア人も同じように

彼が食べている

食べかけの

ポテトサラダを分けてくれました。

ロシア人いい人多すぎですね。

施工能力がない…

壁とタイル

さて、前置きが長くなりましたが

この宿が入っている建築の

施工がひどいです。

宿は4階にあるのですが、

その共用階段の壁の

施工精度がひどいこと…。

タイルの目地を見ればわかりますが

斜めです。

どの階の壁も斜めで

タイルの貼り方も適当です。

南米ではこのような建築はたくさんありますが、

東欧もこのレベルなんですね。

階段の段差違いすぎ

続いて階段です。

段によって

蹴上の高さが全然違います。

これは本当に大問題です。

実際に僕は転びそうになりました。

しかも大荷物を抱えているので

下手すると病院送りです。

まさか

ないとは思いますが、

設計段階からこの計画だったら

アホすぎます。

そして

施工段階でこんなずれが出てしまったのならば

もっとアホです。

ビー玉が転がるレベルをはるかに超えていますね…。

昔の建築・彫刻・補修

公共施設の整備

この国では公共施設の整備が

行き届いていないです。

3本の丘へ続く階段ですが

ご覧の通りボロボロです。

結構急な斜面なので、

高齢の観光客は

この階段を超えるのに

だいぶ苦労しているようでした。

おそらく国の予算がないのでしょうが、

これを放置していると

いつか大きな事故が起こるでしょう。

職人のレベル

危険な階段があるかと思えば

美しい彫刻も有るわけです。

昔からある教会の彫刻は

とても細かくレベルが高いです。

特に木を彫ってできている

この彫刻が僕のお気に入りでした。

教会と宿では

建築の重要度が異なり

施主や予算も

設計者や職人も

レベルが異なるでしょう。

しかし、

使用頻度が多く

身近な生活で利用するのは宿です。

なんともやるせない気持ちになりますね。

まとめ

散々ダメ出しをしてしまいましたが。

やはり重要な建築を完璧に

仕上げることは大切です。

この街には多くの教会が残っており、

その一つ一つが美しい装飾で飾られています。

それによって街歩きを楽しめるわけですからね。

最低限安全な建築を作りつつ

街の保全にも力を注いで欲しいと思う国でした。

さて、

次回はバルト三国の真ん中の国

ラトビアに向かいます。

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