自然と建築の融合フンデルトヴァッサー

19ヵ国目 オーストリア

オーストリアと言えばフンデルトヴァッサー

フンデルトヴァッサーは

オーストリア出身の

芸術家であり

画家であり

建築家です。

自然への回帰を目指した建築家で

建築と植物の融合したものを

つくっていました。

ちなみに僕も学生の時に

建築の自然回帰について

興味を持ち学んでいました。

その時から気になっていた建築家の1人です。

フンデルトヴァッサーハウス

遂に来ました自然と建築が融合した場所へ。

気が枯れていて迫力に欠けますが…。

夏は緑にあふれて

より魅力的なことでしょう。

これは彼の理想が詰め込まれた

集合住宅です。

したがって、

残念なことに内部は見学できません。

他人の家なので当たり前ですね。

しかし、外観を観るだけでも

ここを訪れる価値があります。

不思議なファサード

その外観は

グネグネして

カラフルで

おもちゃの家を彷彿させます。

外壁のペイントで歪みを表していますが

実際にゆがんだ空間も作られています。

エントランスの上部は

かじられたかのように

部分的に建築物がありません。

建築周囲も歪む

どこまでが正確に

この建築の敷地なのかわかりませんが、

側面の歩道までこの建築の雰囲気が影響しています。

なんと地面が歪んでいるのです。

街路樹もその中に立っています。

フンデルトヴァッサービレッジ

この建物の目の前には

フンデルトヴァッサービレッジ

という商業施設があり、

彼のグッズが販売されています。

この施設でも

歪んだ空間が再現されていて

まるでテーマパークのようになっています。

カフェも付属されているので、

不思議な空間で一休みするのも

面白い体験になると思います。

クンストハウスウィーン

続いてクンストハウスウィーン

というフンデルトヴァッサーの美術館

に行きました。

フンデルトヴァッサーハウスの近くにあります。

ここでは彼の絵画や

建築の模型などが展示されています。

特に絵画はもはや何を描いているのか

わからないものも多いです。

彼の思想を理解するのはとても難しいですね。

そしてもちろん美術館自体も

不思議な空間に仕上がっています。

住宅のあり方について

彼はフンデルトヴァッサーハウスの住人に

自由に建物自体を

増改築してもらって

構わないと言っていたようです。

完成後も住人の手により変わっていく建築。

僕の理想と合致しています。

設計する側は最低限の空間を提供し、

残りは住み手がより便利に

各々のオリジナルの空間になるように

改造していく。

そうしていくことで

本当の住処としての本人の家が

完成するのではないかと思います。

植木鉢を1つ置くだけでもいいでしょう。

住人の色で

建築が着せ替え人形のように変わっていく。

新陳代謝していく。

面白いですよね。

そんな学生時代の思想を

思い出させてくれた

フンデルトヴァッサーハウスでした。

ウィーンを訪れた際は

古い伝統的な建築だけでなく

こんな現代建築にも

是非立ち寄ってみてください。

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