イギリスの有名建築を観光

皆さん、こんにちは!
世界一周トラベラーのGreenです。
今回からはイギリス編を振り返っていきます。
有名建築家による現代建築を中心に、新旧を融合させたリノベーション建築も交えながらまとめていこうと思います。
テート・モダン

まず最初に紹介するのはテート・モダンです。
テート・モダンはテムズ川沿いにある発電所をリノベーションした近代美術館です。
ピカソやダリなどの有名な絵画から現代アートまであります。
そして入場料は無料なんです!
設計

設計は僕のブログでも何度も紹介している、ヘルツォーク&ド・ムーロンです。
もはや説明不要のコンビですね!
テート・モダンの為に世界的な設計コンペが開かれ、日本からは安藤忠雄も参加していました。
そのコンペを見事勝ち抜いた彼らが、斬新なアイデアを実現してくれました。
特徴【リノベーションの力】
巨大な吹き抜け

テート・モダンの特徴的は巨大な吹き抜け空間でしょう。
7階建てで3400㎡もあるタービンホールはかつて発電機が設置されていた場所です。
エントランスは1階ですが、スロープで地下1階まで下りるアプローチになっており、中心に向かう程吹き抜けの大きさに圧倒されます。
展示室

2~4階が展示室になっており、タービンホールとは異なり静かで落ち着いた空間になっています。
建築の概要

名称:テート・モダン
設計:ヘルツォーク&ド・ムーロン
住所:Bankside, London SE1 9TG UK
公式URL:https://www.tate.org.uk/visit/tate-modern
ロイズビル

続いてはロイズビルです。
この近未来的なデザインの建築はイギリスの保険会社ロイズの本社です。
1986年に竣工した建築ですが、今見ても斬新なデザインになっていますね!
設計

設計はイギリス人建築家のリチャード・ロジャースです。
建築を学んだもので、彼の名を知らない人はいないであろう著名建築家です。
機能を優先して、ハイテクなデザインを好むことで有名です。
特徴【ハイテクデザイン】

ロイズビルの特徴はなんといってもこのハイテクなデザインでしょう。
エレベーターや階段、設備の配管など、建築設備をすべて外壁側に持ってくることで、自由で巨大な内部空間を実現しています。
その為外観は設備だらけになり、工場のような近未来的なデザインになりました。
僕はこの秘密基地のような世界観が大好きですね!
建築の概要
名称:ロイズビル
設計:リチャード・ロジャース
住所:One Lime Street,London EC3M 7HA UK
公式URL:https://www.lloyds.com/resources-and-services/visiting-the-lloyds-building
ネオ・バンクサイド【NEO BANKSIDE】

続いてはネオ・バンクサイドという集合住宅です。
この建築は先に紹介したテート・モダンのすぐ隣にあり、5棟で200世帯分のアパートメントとなっています。
設計
設計は先に紹介したリチャード・ロジャースです。
ロンドンに来ると彼の建築をたくさん見ることができますね。
特徴【近未来的なデザイン】
ネオ・バンクサイドもリチャード・ロジャースならではのデザインになっています。
建築の構造体であるブレスを外から見えるように設置して、その内側でガラス貼りの空間をつくっています。
もちろんエレベーターシャフトもガラス貼りで外付けになっています。
どこか工業的で斬新なデザインの建築ですね!
建築の概要
名称:ネオ・バンクサイド
設計:リチャード・ロジャース
住所:Unit C, PAVILION C 70 HOLLAND STREET, 70 Holland St, London SE1 9NX UK
公式URL:https://www.neobankside.com/
30セント・メリー・アクス

30セント・メリー・アクスはロンドン金融街のランドマークとなっており、高さは180メートルあります。
この独特なフォルムで有名な建築ですね。
設計

こちらも知らない人はいないであろうイギリスの著名建築家、ノーマン・フォスターです。
もちろんプリツカー賞を受賞していますし、勲章を得ている偉大な建築家です!
特徴【ビル風を抑えるデザイン】

30セント・メリー・アクスは高層ビルには付き物のビル風(乱気流)を抑えるために、緻密な計算が行われ、独特な円錐形状になりました。
この三角外周構造(円筒シェル構造)によって強固な高層ビルが完成しました。
建築の概要
名称:30セント・メリー・アクス
設計:ノーマン・フォスター
住所:30 St Mary Axe, City of London, London EC3A 8BF UK
公式URL:https://thegherkin.com/
シティホール旧庁舎

シティホール旧庁舎はロンドン市長とロンドン議会のメインオフィスとして利用されていました。
2022年からは2代目庁舎に機能が移転しており、カフェやショップ、オフィスが入る複合ビルとして再生される予定のようです。
設計
設計は上で紹介したノーマン・フォスターです。
ガラス張りで丸っこい感じが彼の建築らしさを表現していますね!
特徴【螺旋階段】
特徴は何と言っても巨大な螺旋階段です。
僕が訪れた時は中に入れなかったので写真はないですが、ニューヨークのグッゲンハイム美術館のような巨大な吹き抜け兼螺旋階段が、ガラス張りの空間の中に存在します。
建築の概要
名称:シティホール旧庁舎
設計:ノーマン・フォスター
住所:2nd, The Queen’s Walk, London SE1 2AA UK
公式URL:https://www.fosterandpartners.com/projects/city-hall
大英博物館のグレートコート

大英博物館は言わずと知れた世界最大の博物館で、その収蔵品はなんと800万点を超えます。
しかも入場料無料で見学することができるんです!
流石はイギリスですね。
今回はその中庭広場兼エントランスホールのグレートコートを紹介します。
設計

こちらも同じくノーマン・フォスターによって手掛けられました。
彼はイギリスの重要な建築をたくさん設計していますね!
特徴【ヨーロッパ最大の屋内広場】

グレートコートは2001年のリノベーションによって生まれました。
元々存在していた図書館の円形閲覧室のみを残して、周囲をガラスの屋根で覆いました。
その為自然光の降り注ぐ明るくて広大なホワイエとなりました。
この空間により来場者は自由にそして簡単に目的の閲覧室へアクセスすることができるようになったんですね!
建築の概要
名称:大英博物館のグレートコート
設計:ノーマン・フォスター
住所:Great Russell St, London WC1B 3DG UK
公式URL:https://www.britishmuseum.org/
帝国戦争博物館

続いてはロンドンを離れてマンチェスターから、帝国戦争博物館を紹介します。
この博物館では年代別、テーマ別に戦争の歴史を学ぶことができます。
しかしこの博物館が有名なのは展示内容ではなく博物館の建築自体のおかげでしょう。
設計

この斬新なデザインはダニエル・リベスキンドによって設計されました。
脱構築主義の建築が代名詞で、フランク・ゲーリーと並んで僕の大好きな建築家です。
ただし文字通り規則正しく構築されていない、斬新なデザインが多いため、賛否両論あるのも事実です。
特徴【脱構築主義】

リベスキンドは戦争により粉々になった3つの破片を想像して、それぞれ空気、土、水を表現し、それらが異なる機能として建築されました。
このように思想がそのまま形となって表れ、斬新なデザインとしてまとめられました。
その結果2002年のオープン初年度に、半年で50万人もの来場者を記録するほど有名な博物館になったんです!
建築の概要
名称:帝国戦争博物館
設計:ダニエル・リベスキンド
住所:Trafford Wharf Rd, Trafford Park, Stretford, Manchester M17 1TZ UK
公式URL:https://www.iwm.org.uk/visits/iwm-north
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はイギリスの現代建築で実際に僕が訪れたものをまとめてみました。
イギリスには他にもかっこいい建築がたくさんあるので、訪れる際は是非現代建築にも目を向けてみてください。
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