モロッコの田舎に宿泊

皆さん、こんにちは!
世界一周トラベラーのGreenです。
今回はモロッコの田舎町ティネリールに滞在していた時の情報をまとめて行きます。
あまりに居心地が良すぎて、2週間も沈没していました…。
ティネリール(ティンジル)

ティネリールはアトラス山脈の北側に存在するオアシス周辺につくられた小さな町で、人口は4万人程です。
砂漠の多いモロッコですが、ティネリールの中心部では湧き水が存在します。
火星のような地形

ティネリールの北側にはトドラ渓谷があり、そこに至るまでは火星のような赤土でボコボコとした世界が広がっています。
また、トドラ渓谷からはトドラ川が流れており、周辺には小さな村が点在しています。
農業を営む静かな世界が広がっているので、世の中の喧騒から離れて落ち着いた時間を過ごしたい人には最高のエリアです。
ベルベル人

ティネリールには先住民のベルベル人が多く住んでいます。
ベルベル人は北アフリカのエリアに昔から住んでいて、超有名な元サッカー選手のジダンもベルベル人です。
町中では独特なベルベル語で書かれた看板を見かけることもあります。
ティネリール近郊の村【AIT OUSSALEM】
日本人宿アーモンド
モロッコの実家

僕はティネリールからローカルバスで20分程の村にある日本人宿に滞在しました。
親子で経営しており、とても暖かく本当の家族のように迎え入れてくれました。
幼稚園に通うお子さんがおり、リビングにいる時はいろんな旅人と仲良く遊んでいました。
幼いのにタブレットで上手にマイクラで遊んでいました。
モロッコのおふくろの味【タジン鍋】

宿のお母さんのみちよさんは日本人ですが、タジン鍋を振舞ってくれます。
もちろん天ぷらなど最高においしい日本料理も提供してくれます!
お父さんのアハメッドさんはおいしいチャイを入れてくれます!
2~3日の滞在のはずが快適すぎて2週間もお世話になってしまいました。
AIT OUSSALEMの雰囲気
砂漠地帯の田畑

トドラ川に面した村は水が手に入る為、田畑をたくさん見かけます。
砂漠の国とは思えませんね!
田舎のイスラム神学校

宿の娘さんのあやちゃんが通う学校です。
学校の目の前は舗装されておらず、石が転がる道ですが、雨が降るとこの場所が川になるとのことでした。
AIT OUSSALEMのインフラ
ローマのような水路

周辺の村は田舎なのでまだまだ開発途中です。
その為水路もむき出しでローマ時代のような雰囲気を楽しむことができます。
手作りの橋

対岸に渡る為の橋もこんな感じです。
手作り感を楽しむことができますね!
護岸

護岸は一応整備されています。
乾いた地なので、大雨が降ると鉄砲水が発生することもあるようです。
ティネリールから宿のある村【AIT OUSSALEM】へ

ティネリールから宿のある村までのんびりと散歩をしてみました。
バスだと一瞬で通り過ぎてしまいますが、徒歩であればじっくりと写真を撮りながら満喫することができます。
と言っても車で20分かかる道程なので、歩くと2~3時間はかかりますが…。
アーモンド

以前の記事でも書きましたが、僕が訪れた2月はアーモンドの花が満開の時期でした。
白いような桃色のような美しい花は桜にそっくりです。
だから宿の名前もアーモンドだったんですね!
崖にへばりつくような村

荒れ地に整備された1本の道路、その周辺に村が点在しています。
その多くが高低差のある崖に立地しているので、段々畑の様に家々が密集しています。
遠くには砂漠

高台から遠くを眺めると永遠と砂漠地帯が広がっているのがわかります。
水があり木々が生い茂るトドラ川流域が本当にオアシスであることを実感できます。
モロッコの城砦カスバ

とても古いカスバを見ることもできます。
カスバは砦に囲われた村で城砦として機能しています。
しかしティネリールで見かけるカスバはほとんど廃墟になっており、あまり治安もよくないので遠巻きに見るくらいがよいですね。
トドラ渓谷
トドラ渓谷の絶景

トドラ渓谷は約40kmに渡って断崖絶壁が続きます。
メインのスポットは最大160mの高低差があり、日陰になるので地元の人も涼みにやってきます。
ロッククライマーの聖地としても有名なようで、体験教室なども開かれていました。
トドラ川

このトドラ渓谷はアトラス山脈から流れるトドラ川によってつくられたものです。
メインスポット周辺では川が浅くなっているので、水遊びを楽しむこともできます。
砂漠の世界の川は冷たくて最高に気持ちがいいですよ!
トドラ渓谷の星空

夜になると満点の星空が広がります。
ティネリールの小さな村以外明かりが無いので、砂漠のど真ん中と同じレベルで美しい星空を満喫できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は砂漠の中のオアシス、トドラ渓谷とティネリールの村を紹介しました。
僕はマラケシュの後に訪れたので、喧騒と静寂のギャップがあり、とても快適に過ごすことができました。
モロッコを訪れる際は是非ティネリールまで足を延ばしてみてください!
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