台北の歴史ある建築を観光
皆さん、こんにちは!
世界一周トラベラーのGreenです。
今回は台北にある建築にフォーカスしてみようと思います。
僕が初めて海外一人旅をした2011年、世界一周をした2017年、そしてつい最近訪れた2023年。
それぞれで訪れた建築をまとめていこうと思います。
台北の伝統建築
台北のパワースポット龍山寺
最初に紹介するのは台北で最も古いお寺、龍山寺です。
龍山寺は1738年に創建され、今でも「願いが叶う」ことで有名なお寺になっています。
空間構成
龍山寺は三進四合院という中国の伝統的な建築様式で造られています。
中庭を囲うように東西南北に建築が設置され、さらに前庭と裏庭があり、何度も門をくぐるという不思議な建築体験ができます。
前庭には滝があり、中庭でお参りできるような仕組みになっています。
龍山寺でお参りや占い
龍山寺は健康や縁結びのご利益があると言われています。
中庭ではポエ占いというおみくじの様なものができ、皆赤い三日月型の木を転がして、お祈りをしています。
中正紀念堂
続いては中正紀念堂です。
中正紀念堂は初代台湾総統の蒋介石を記念して建てられました。
台湾にとって重要な場所であり、最も有名な観光名所の1つになっています。
建築の構成
本堂の屋根は八角形になっており、八徳を象徴して造られています。
また、人という字が天に向かっているように見え、天と人が1つになるという中国の思想が反映されています。
階段も正面のものを含めて、合計89段になるように設計されており、蒋介石の享年に合わせられています。
このように様々な思想からデザインが来ている中々興味深い建築になっています。
大中至正門
本堂の目の前には自由広場と呼ばれる広大な広場があり、国民の憩いの場となっています。
また、その広場の入口に大中至正門とよばれる立派な正門があります。
白と青のコントラストがかっこいい正門ですが、夜になるとライトアップされより洗礼された雰囲気を見ることができます。
衛兵交代式
本堂の中には蒋介石の像が鎮座しており、それを衛兵が警備しています。
この衛兵は毎日1時間ごとに交代するため、この衛兵交代式が観光客にとても人気があるようです。
台北の現代建築
さて、伝統建築の次は現代建築です。
台湾の最新の現代建築はとても魅力的なものが多いのですが、このブログでは実際に僕が訪れたものしか紹介していないので、ちょっと古いものをまとめていきます。
臺北市立美術館
まず最初に紹介するのは1983年にオープンした臺北市立美術館です。
実は台湾で最初の現代アート美術館なんです!
白い箱とガラスの箱が組み合わされた面白い構成をしており、学生時代の僕が良く設計していたスタイルに似ています。
台湾式庭園の庇護所
この美術館は屋外にも広がっています。
竹を組み合わせて作られた、庇護所は空間体験ができるアートなので、臺北市立美術館を訪れる際は是非立ち寄ってみてください。
2028年に向け拡張工事中
臺北市立美術館はオープンから40年以上が経っていますが、この度2028年に向けて別棟として新たな建築がつくられているようです。
まだまだ目が離せない建築ですね!
台北101
台北101は言わずと知れた、台湾の超高層ビルです。
約509メートルという高さは、2007年にブルジュ・ハリファに抜かされるまで世界一高い建築でした!
台北101のデザイン
台北101は中国の伝統的な宝塔や竹をモチーフにデザインされており、それをすべてガラス張りで表現しています。
そういった魂が込められた建築は本当に美しく、市民にとっても誇りになりますね。
設計は台湾建築家の李祖原ですが、施工は日本の熊谷組が中心となって造っており、日本の技術がここにも表れています。
ショッピングモール
低層階はショッピングモールになっています。
ガラス張りの壁面も少し見ることができ、面白い作りになっていますね。
台湾デザインミュージアム
台湾デザインミュージアムは日本統治時代のタバコ工場をリノベーションしたミュージアムです。
僕が訪れたのは2011年で、台北エキスポの会場として利用されていました。
レトロモダンなファサード
このミュージアムは松山文創園区の倉庫がたくさんあるエリアにあり、昔の大学や病院のようなレトロなデザインのエントランスが出迎えてくれます。
半分廃墟の内部空間
内部空間もなつかしさで溢れています。
壁や手すりなど歴史を感じる装飾品が多く残っており、廃墟を探索する時のような、ワクワク感がありますね。
311東日本大震災
僕が訪れたのは絶賛エキスポをやっていた2011年の10月なので、いろんなアートが展示されていました。
その中には2011年3月11日起こった東日本大震災に対する展示もあり、日本と台湾の強い絆を感じた瞬間でした。
台北駅地区再開発計画・桃園空港線 台北駅
最後は日本を代表する巨匠、槇文彦による再開発計画を紹介します。
これは台北駅の空港へ直結する地下鉄の駅舎と地下コンコースなど一帯の計画で、2005年7月の国際コンペで槇文彦の案が選定されたようです。
地下なのに巨大な吹き抜け空間が広がっており、竹が天井に向かって伸びていました。
地下鉄の改札口ですが、快適な空間なので、すでに空港に着いてしまったかのようなワクワク感がありますよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は僕が訪れた、伝統建築と現代建築を紹介しました。
現在台北にはもっと斬新な建築がたくさん出てきています。
いつかは我らが日本を代表する建築家、伊藤豊雄の「台中国家歌劇院」も見に行きたいと思います。
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