メルボルンでのんびり過ごす
前回の記事にて
パッフィンビリー鉄道について
紹介させてもらいました。
今回は実際に僕が乗車した時の様子を
書いていきたいと思います。
ベルグレイブ駅からベルグレイブ駅へ
さて、電車でベルグレイブ駅に到着したら
パッフィンビリー鉄道のベルグレイブ駅
に向かいます。
駅舎の出口からではなく、
ホームの先端まで歩き、
その先のフェンスを越え
森の中に入っていきます。
森の中には依然使われていた線路が残っており、
ボロボロになった機関車も放置されています。
森を進むにつれて
ハイテクな電車から
古き良き機関車の時代へ
タイムスリップしていく感じです。
しばらくすると、
蒸気機関車の煙と
油のにおいが流れてきて
雰囲気抜群の駅舎が現れます。
レイクサイド駅までの
往復チケットを購入し
プラットホームへと進みます。
ベルグレイブ駅でのんびり
プラットホームは緩やかな曲線を描いており、
先頭の方までは見えません。
そこをはしゃぎ回る
たくさんの子供達、
定年を迎えた鉄道員の人々、
(ここの鉄道員はほとんどボランティアらしいです)
音楽を奏でているおじさんと
それを見入る子供、
いろんな人がいて
とても賑やかです。
ベルグレイブ駅のカフェでコーヒータイム
プラットホームの屋根には
錆びついた時計がぶら下がっています。
出発までは20分程あったので
コーヒーを飲みながら待つことにしました。
店内にも出発を待つ
家族連れがたくさんいます。
そしてその子供たちは
原色の色鮮やかなジャンパーを羽織っています。
そう、僕が訪れたのは12月なので
オーストラリアでは真夏だったのですが、
結構肌寒かったです。
また、奥の方には定年を迎えた
老夫婦も静かに座っていました。
まるで自分たちの孫を眺めるように、
子供達に優しい眼差しを向けていました。
パッフィンビリー鉄道出発進行
発車時刻が近づいてきたので
いよいよ客車に乗り込みます。
ただ座席に座るわけではありません。
パッフィンビリー鉄道ならでは乗り方があります。
それは窓乗りです。
窓枠に腰かけ、
足を外に投げ出す乗り方です。
子供も大人も老人も
皆この座り方をします。
列車はゆっくり走るので、
足を投げ出していても大丈夫なんですね。
ちなみにカーブに差し掛かるたびに、
長い列車の全体が見れるので、
皆一斉に写真を撮り始めます。
途中駅に到着
しばらく走ると
最初の駅に到着します。
そしてこの駅で半分ほどの乗客が降ります。
先ほどまでの賑やかさが収まり、
静かでのんびりした列車の旅が続きます。
列車はのんびりと走る
優しい太陽の光がそそぎこみ、
暖かさが満ちてきます。
森の中や
町の中、
遠くに小さな家がポツポツと見え、
いくつかの踏切を越え、
列車は進みます。
流れる景色の中から
皆、手を振ってくれます。
小さな子供達まで歓迎してくれます。
日差し以上に
あたたかさを感じました。
機関車の内部
夢中でシャッターを切っているうちに、
目的地のレイクサイドに到着しました。
ここで初めて先頭車両の機関車をじっくり見学します。
運転席には
なにやらたくさんの管と
メーター、バルブなどが付いています。
まるで小さな工場のようです。
中二病をくすぐる最高のデザインですね。
レイクサイド観光
レイクサイド自体には
特に何もありません。
駅舎、
湖と橋、
バーベキュー施設ぐらいです。
野鳥がたくさんいるので、
鳥の写真を撮るのも
面白いと思います。
持参したお昼を食べたら、
線路や自然の写真を撮って
楽しみます。
スタンドバイミーごっこ
友人と来ることがあれば
是非スタンドバイミーごっこに
挑戦しましょう。
ちなみにリアルな
スタンドバイミーごっこは
世界一周中に
で実際に体験してきました。
トレイスル橋
いよいよ、帰りの列車が来ます。
帰りは機関車が逆向きに接続されて、
進んでいきます。
本来は往路の時に
ベルグレイブを出発してすぐ
木製の橋、トレイスル橋
を渡りますが、
僕は往路で写真を撮り逃したので
復路で撮ろうと思っていました。
しかし、帰りは機関車が逆向きなので、
あまりかっこよくないですね…。
パッフィンビリー鉄道で気を付けること
右側
パッフィンビリー鉄道に乗る際は
往路は絶対に
進行方向右側
に陣取りましょう。
トレイスル橋を渡る時は
緩やかな右カーブです。
撮影する為には右にいる必要があります。
後ろの車両
そしてなるべく
後ろの車両
に乗りましょう。
そうすると先頭の機関車まで
ずらーっと客車が繋がった
迫力のある写真が撮れます。
上着
夏場でも意外と寒いです。
客車は窓を閉めることができないので、
常に半屋外空間です。
上着を持っていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
パッフィンビリー鉄道は
メルボルンという大都市に居ながら
身近に自然を感じられる
最高のアクティビティです。
自然好き、
鉄道好き、
乗り鉄、
撮り鉄、
古いもの好き、
メルボルンを訪れる際は
是非この鉄道に乗ってみましょう。
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