パリの建築達
今回はパリの有名建築から
ちょっとした穴場の建築まで紹介したいと思います。
ヨーロッパの玄関凱旋門
南米の旅も終りついにヨーロッパに入りました。
そしてヨーロッパに入るなら
やはりここからでしょう。
そう、
パリの凱旋門。
やっと今回の旅のメイン、
僕のヨーロッパの旅が始まります。
凱旋門からシャンゼリゼ通りへ
シャレオツな街中を歩きます。
目に映る
街、
建物、
窓、扉、手すり、
一つ一つがあまりにも美しく
南米とは大違いです。
建築が大好きな僕にはたまらない世界ですね。
汚い格好で歩いている自分が
恥ずかしくてしょうがないです。
大きなカルチャーショックを受けました。
セーヌ川越しのエッフェル塔
続いてエッフェル塔を見にいきます。
セーヌ川の対岸から見えるところに向かったのですが、
どうも見覚えのある光景に出くわしました。
わかる人ならわかるでしょう。
ここはディカプリオ主演の映画
インセプションのロケ地です。
コブとアリアドネが歩いていた所ですね。
作中では鏡を使って夢の世界をいじっていましたね。
そして肝心のエッフェル塔も
対岸に見ることができます。
やはり実物を見ていると
本当に自分がパリにいるんだということを実感します。
ポンピドゥー・センター
続いてパリ中心部にあるポンピドゥー・センターを訪れました。
この建築はレンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースという
建築界の巨匠2人組によって設計されました。
電気や水道、空調のダクトを
外壁よりも外部に設置して
かつ鮮やかな色に仕上げてあります。
これによって内部空間が広く使えるようになり、
効率がよくフレキシブルな空間を生みだしています。
また、設備点検や交換も簡単に行えるので、
一石二鳥な建築ですね。
外見もカラフルで不思議な感じがする
興味深い仕上がりになっています。
伝統的な美しい建築が集まるパリの中で
この建築は異彩を放っていました…。
アールヌーヴォーの面影を探して
アールヌーヴォーとは
皆さんも子供の頃に
歴史の授業で習ったことがあると思いますが、
ヨーロッパを中心とした世界的なデザイン運動のことです。
植物をモチーフに曲線を多用したデザインで、
特に鉄やガラスが用いられていました。
大変美しく惚れ惚れするデザインですが、
第一次世界大戦後には
これが時代遅れとして否定されてしまいました。
その影響で当時から今に残るアールヌーヴォーの
建築は壊され多くは残っていません。
その数少ない中で現存するものがパリにあります。
それは地下鉄2号線のPorte Dauphine駅の入口です。
アールヌーヴォーの代表的な建築家である
エクトル・ギマールによって設計されました。
僕が学生の時の卒業研究で少しかじっていたので、
実物を見るのが楽しみでした。
実際に見てみると、
ひょろ長い骨に薄っぺらいガラスが乗っている印象で、
今にも動き出して羽ばたくのではないか
というような軽さを感じました。
パリ観光でここを訪れる人はあまりいないでしょうが、
デザインに興味がある人は
直接訪れて味わってもらいたいです。
今回はベタな観光でしたが、
そのうち街歩きシリーズを書いていこうと思います。
その前に次回はあのガラスのピラミッドです。
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