グアテマラのプチ建築事情

4ヵ国目 グアテマラ

1階と2階の戦い

さて、グアテマラのアンティグアで

スペイン語の勉強やまったりカフェで休んでいるうちに

だいぶ更新が遅れてしまいました…。

なんでもいいから記事を書こう…。

そういえば日本ではマンションを建築する際に

申請後に階数を増やしたという

不思議な人がいたようですね…。

ということで、自らが現場監督となり、

自分の家兼宿をつくったという、

僕の泊まった宿の日本人オーナーに

アンティグアの建築事情を聞いてみました。

↑僕の泊まった宿です。2階建てですが…。

基本的な情報

基本

まず、建築基準法はきちんと守られているようです。

勝手に立てていると近隣から警察に連絡がいってしまうとのこと。

施工中

建築に使う部材は職人が頻繁に盗むようです。

特にセメントを売りさばく輩が多いとか…。

施工能力

コンクリートブロック積みの建築で

壁を両側から作っていくと、20cm程ずれるそうです…。

この施工能力から木造を作ることは大変難しいらしく、

基本は融通のきくコンクリート造のようです。

またずれたらずれたで直すことはなく、

床に貼るタイルの目地を調整して頑張るそうです。

基本的に台形の部屋ばかりらしい…。

アンティグアの建築事情

階数制限あり

ここアンティグアは世界遺産に登録されています。

日本でいうところの京都といったところでしょうか。

したがって、景観保護のため新築する場合に階数の制限があるようです。

日本では高さ自体の制限を設けることがありますが、

ここでは高さは関係なくとにかく階数が厳しいようです。

しかしそれでは

日本の会社でずるいことを散々教わった僕からすれば、

1階建という申請で高さ10mぐらいの建築つくれるじゃん…

と思ったのですが、

どうやら申請する際に見た目上も1階建てにする必要があるようです。

見た目上て…。

なんてアバウトなルールなんでしょうか。

2階建てを建てる裏技

さて、見た目上という判断を切り抜ける為に

皆いろいろな工夫をしているようです。

裏技1

2階の窓をなくしたり、小さくする。

また、窓の鉄格子を大きめに作ることによりごまかす。

裏技2

普通にあとから2階を増設。

もしくはちょっと天井の高い平屋をつくり、

あとから2階の床を付け足す…。

え。

日本の不思議な人と同じじゃん。

…。

裏技3

裏金を払う。

結局お金で動くんですね…。

何のために法律があるのか…。

まとめ

さて美しい古都の景観を維持し

僕たちを楽しませてくれる世界遺産。

裏ではルールとそれに対する抜け道探しの

熾烈な争いがある。

世界遺産を守りながら生きていくことの難しさを少し知れたような気がします。

さて、次回も引き続きグアテマラについて書きます。

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